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転生したら骨になってた。  作者: 亜鬼
聖魔大戦
19/32

18話「拷問の始まりである」

短め

「ケルト。大丈夫だった?」


「おう。問題しかないぞ」


うん。問題しかないな…。

つーかただの骨なんかに部隊長を任せるなっての。


「え?大丈夫なの!?」


「もうなるようになれって感じだよ。その代わり、成功したらデカイぞ?そうだ。なんでも部屋を用意するって事だから、そこについたら詳しく説明するよ」


それからしばらく待たされ、用意された部屋へと通された。

うん?マオー様のお隣のお部屋?


「はぁ…。魔王様はなんでこんなどこの馬の骨かも分からない奴を…」


案内してくれた騎士は、グチグチ言いながら出ていった。

馬じゃないが骨だがね!


「うぃー。お引越しおめで…」


ガチャリとおこさまおうが入ってきて、そのまま出ていたった。


「今の誰?」


「シラネー」


「ここが今日から貴様らの部屋だ。ありがたく思え」


魔王モードでもう一回入ってきた。


「いや、もう威厳ねーよ!」


「ワンチャンあるっしょ!!」


ダメだこいつ。早くなんとかしなければ…。


「あー…。まああれよ。意思疎通の話。あれ教えに来たのよ」


「うん。その前に一ついいか?」


「なんだ?」


「なんで隣なんだよ!!警備ゆるゆるかよ!」


「楽しそうじゃん!」


こいつ本当に魔王様なの?ドッキリじゃないの?

スカルなんてついていけてないぞ?


「あーもういいわ…。で?教えてくれるんでしょうか?」


このおこさまおうさまは聞き流すぐらいが良さそうだな。


「あーそうそう。テレパシーってね、無線通信みたいなものなのよ。周波数が違えば聞こえたり聞こえなかったりみたいな?でね。種族間のテレパシーの場合そう受信の周波数がオートで固定されてるわけ。そこイジればいいのよ。じゃあ、適当になんか送るから受け取ってね」


なんかサラッとやれって言われてね? 

話は理解できるよ?でも理解と実行は別ものよ?


「えー。わかんないよー?」


ほら、スカルだって。


「パンはパンじゃん!」


なんの話よ!


「ほー。すぐに出来るとは思ってなかったね。君。魔法適正高そうだね。よしそうだね。君には専属の教師を付けよう。また明日から頑張ってもらうから、今日は休むといいよ」


「えー。答え教えてくれないの?」


「後のお楽しみって奴よ」



あー。ナゾナゾでも送ってたのか。

てか、スカル速攻出できたのかよ!?


「よし。それじゃあえーっと…。ケルト君には私が直々に教えてやろう」


そう言って、骨盤辺りをガシッと掴まれて引っ張られる。


「は!ちょ!力強!」


「当たり前だ!まおーさまだぞ?」


そのままズルズルと引きづられ、何もない部屋に連れて来られた。


「よし。ここは頑丈な造りだから、暴れても…ん?なんだ。犬コロ連れてきたのか」


おや?知らないうちにべロスがくっついていた。


「まあいいか。こういう時アンデットは楽よね。とりあえず12時間は魔法。12時間は近接戦闘を叩き込むわ。時間配分は適正見てから」


「休みは?」


「いるの?」


どうやらとんでもない所に連れて来られたようだ…。


おこさまおうの残念度が上がった!

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