カラス見つけるやつ
「以上でよろしいでしょうか? お待ちくださーい」
注文を終えた俺たちは無敵だ。そんな顔をする彼に俺は微笑み、言葉をかける。
「最近何か面白いことあった?」
「白いカラス見つけてさ、あと一歩のところで逃げられたわ」
「ふーん。大変だったね」
「今日そういう感じっすか」
「求めてるやつではない?」
「もっとあるじゃん?」
「白いカラスとかいるわけないだろ! てか、捕まえようとするなよ!」
「晩御飯何にしようかなぁ」
「一人で会話するな! 単話するな!」
「単話ってなに?」
「そこはスルーでいいから! 感覚で理解してくれよ!」
「単話ってことね。おけおけ」
「カラスの話しよ! 俺が悪かったからさ!」
「鳩だった気もするからカラスの話かはちょっと怪しいな」
「じゃあ鳩じゃない!? 白いカラスいるわけなくない!?」
「鳩とカラスって結構違うけどな? わからんか」
「それお前! お前が言い始めただろ!」
「大分したら鳥じゃん」
「そうだけど! 細かく見た先が重要な話題だからな!」
「白いカラス見つけてさ、あと七歩のところで逃げられたわ」
「歩数は重要じゃないかも!」
「細かく見た先って話だったのでは?」
「鳥の話な!」
「焼き鳥食べたくね? あ、焼きニワトリのネギマ食べたくね?」
「鳥全般の話じゃないんだわ! てか、最初の話し終わったんか?」
「あと一歩のところで川に落ちたんだよね」
「大変だったね! 怪我しなくてよかったね!」
「あの時なんで飛ばなかったんだろうな?」
「カラス側!? 落ちたのカラス側!?」
「俺側だったら、川に落ちたんだけどさあ、って話し始めるよな?」
「正論だけど! なかなか聞かない話だな!」
「鳥も橋から落ちるってな、がはは」
「別にうまくはないけども」
「ファミレスでうまくないとか言うのはちょっと……」
「お前に対して言っただけな!」
「人食べるのはちょっと……」
「お前が異常な感性してるだけな!」
「人食べるのはやばいだろ」
「食べられるって思ったことの話だよ!」
「カラスの気持ちわかったわ」
「カラス食べようとしてたの!?」
「お待たせしましたー。ひよこまんじゅうですー」
「青いヒヨコも見た」
「その話はやめとけ」
こうして俺の待ち時間は消えてしまった。
てか、この飯うま。帰ったらレビュー書こ。
新美は見たことないです。
次回投稿は4/3(金)7:00を予定していますよ。




