犬に興奮するやつ
「以上でよろしいでしょうか? お待ちくださーい」
注文を終えた俺たちは無敵だ。そんな顔をする彼に俺は微笑み、言葉をかける。
「最近何か面白いことあった?」
「校庭犬事件だろ」
「何それ?」
「校庭に犬入ってきてビックリしたよね~ってやつ」
「少なくとも俺とお前の学校ではないね」
「隣町の学校に犬入ってきてビックリしたよね~」
「どうでもいいかも! 隣町は遠いかも!」
「近隣に犬勧めてた甲斐があったわ」
「侵入させるために飼わせるやついるんだ!?」
「実際驚くだろ?」
「そうだけど! 努力の方向性!」
「不満なら次は猫にしますが」
「かわいいし嬉しいけど! そうじゃないだろ!」
「どうしてもと言うなら人間も可能」
「学校だから! 人間いて当たり前だから!」
「ナイフ持った小太りのおっさんも可能」
「変質者の知り合いいるタイプ!?」
「思い出にはなるんじゃない?」
「忘れられないけども! そうじゃないよね!」
「思い出になるなら近隣に勧めといてよかったわ」
「何を!?」
「思い出で言えば、あれもびっくりしたよな」
「なんかあったっけ?」
「隣の県に犬出たやつ」
「薄い! 余りにも! 日記にすら書かないレベル!」
「まさか生息してるとはね」
「大体どこにでもいるから! そこに驚きはないから!」
「動物園とか犬見に行くもんな」
「そこにだけはいない! どこにでもいるけどそこだけいない!」
「犬のいない動物園なんてチーズのないピザだろ」
「ピザにチーズって絶滅したんだ!?」
「学校にピザ宅配してきたやつはいたよな」
「実際楽しい」
「隣の学校にピザ送りつけるやつもいたよな」
「知らんけども!」
「タバスコ入ってなくて悲しかったって」
「他人すぎてどうでもいい!」
「お待たせしましたー。タバスコですー」
「火星にも犬が出たらしい。どうでもいいか」
「大ニュースだろ」
こうして俺の待ち時間は消えてしまった。
てか、この飯うま。帰ったらレビュー書こ。
蜂なら入ってきたことあるんですけどね。犬はなぁ。
次回投稿は4/1(水)7:00を予定していますよ。




