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プロローグ
初恋じゃない。
初恋は保育園の時にもう経験したし、今までも人並みに好きな人はいた。
でも、これは違う。
隣で気持ちよさそうに眠る愛しい人の顔をみて、思う。
恋なんて甘酸っぱい言葉は、このどうしようもない感情には似合わない。
私はこの人を愛している。
「 愛してるよ。」
声に出して言ってみると、なんだか恥ずかしくて毛布に顔をうずめた。
「 ん~~⋯ 」
寝ぼけた彼が小さな子をあやすようにきゅっと抱きしめてきた。
こうなるまで長かった。長くて、辛くて、何度泣いたか知れない。
彼からのやさしい口づけに応えながら、私は昔のことを思い出していた。
これは、一人の男の子に恋した女の子の、長い長い恋のお話。




