第二十六話
「よう、三人ともおかえりー」
「お、おっさん?!なんでアンタ……!」
「例の件解決した?」
「は……はい」
転送魔法で僕らはギルド前へ。
そこで真っ先に出迎えてくれたのはゲイルさんだった。
呆気に取られつつ彼の質問に返事したならば、笑顔で労りを。
あーさぶーと言いながらいつものように彼はツェリさんに抱きつく。
「つっめたぁ!!ちょ、いつからここにいたのよ!」
「んー?いつだったかねえ」
「ちょっとやそっとじゃこうならないでしょ!
つーかなんでここ居たのよ!」
「見送っておいてなんだけど、ツェリ達は外で頑張ってんだよなあと思ったら、
なーんか居てもたっても居られなくて……待っちゃった☆」
「星付けんなキモイ!」
ひっでぇとケラケラ笑うゲイルさん。
先程の会話を聞いていて、明らかに彼は今夜の作戦を知っていた。
たぶんツェリさんに流したのは彼なんだろう、いったいどこで聞きつけたのか。
「そういうツェリも冷えてるじゃん、女の子は体冷やしちゃだめよー。
ほらあったかいココア作ってやるから、入った入った」
「わかったから離してよ、ばかあ!」
「いーや。温くなるまで離してやらんよー。
じゃお二人さん、あとはごゆっくりー」
「か、抱えるんじゃない!おろして!ばかばかばか!!」
抱擁からのお姫様だっこで二人は先にギルドの中へ。
なんであれで付き合ってないんだろう。たぶん僕らは同じ事を考えてる。
しばらく呆けていたけれど、こんな所で佇んでる必要は無い。
「えーっと……僕らも入りましょうか」
「あ、ああ」
「……それから談話室で待っていていただけますか」
いつもなら寝る時間はとっくに過ぎている。
けれど先程の戦闘のせいか、眠気が来てくれそうもない。
それはジナムさんも一緒らしい、即刻頷いてくれた。
準備したらすぐ行きます、と告げて僕らも中へ入っていった。




