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吸血鬼と踊る狐  作者: 八九味
別館編
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別館編.第二十三章 2/30

ーーー執事ガンスの隠し部屋ーーー

カマン「マスターキーってこの部屋から出る部屋じゃないのか。なんだ、あ~どうしよ。めんどくさいな。。。」

 マスターキー等の重要な情報を得た所でこの部屋から出る方法がない以上は宝のもち腐れ以外の何物でもなかった。

「ん~。でも能力も使いようだしなあ。仕方ない、足にかけてみるか。」

 カマンの能力の命撃に当たる”呪いの蛇群(カースゴルゴ―ン)”は他人を見つめることで初めてその効果を発揮するが自身にかけることで自身の体の一部を石化させることが可能である。

 当然その石化させた体の部分はしっかりと動かせるが強い衝撃では結果的には割れてしまい致命傷の致命傷になりかねない一見意味があるか分からない仕様ではあるが強い衝撃を与える必要などは全くない。その石化させた自身の体の部分を少し触れさせるだけでその触れた者は呪いの性質で灰になる。ただし一度どこかに触れ効果を発動させたらその性質は24時間は再使用が不可能になる。

「はぁ。これやるとなんか自分の体が異常になったみたいで嫌なんだけど。さあ、さっさと壊しちゃおう。”蛇気伝染じゃきうつり”」

 自身の右手だけを石化させそっと執事の部屋にある何をしても開かなかった者に触れることで灰にさせてしまった。

「さてだーれからころそっかな。いや、とりあえずあの妹を連れてったあいつからいこうかな。」


 そういってカマンは本館を後にする。


ーーー別館 L字廊下ーーー

???「そこどいてくれませんか。お願いします。どなたかは存じませんが。」

???「私の事をもうお忘れになったのですか。この先は今シャトー様が作業中でございますのでこのガンスめが守っている所でございます。悪い事は言いません。今日はとにかくお止めになった方がよろしいかと。」

???「シャトーの為なんですよね。でも僕はあのいなくなった二人を捜すのに急いでいるんです。貴女がいる後ろの部屋のどこかにいるんじゃないんですか?」

ガンス「落ち着いてくださいビスケ様。誰と対峙していたかさえわかれば今どこにいるかもわかるかもしれませんがそれすらも分からない以上何もお答えすることはありません。ですがフォル様もリオネ様もここにはいません。それだけは信じていただきたいでございます。」

ビスケ「それでもいいです。だったら貴方と戦うまでです。」

シャトー「それはやめた方がいいですわ。」

「はっ! シャトー様。」

「…シャトー!!」

「なんですのそんな声を荒げて。」

 L字廊下の見えない箇所からぬっと顔を出して現れたシャトーにも臆する事なく声を荒げるビスケだったがシャトーは冷静に話をつづけた。

「ま、わたくしと戦いたいって言うならまだしもガンスと戦うなんて力量差が分かっていませんですわ。」

「…その言い方…シャトーよりもガンスの方が強いって言いたいのか?」

「ん~。ま、”とある条件下”では。と言えばいいかと。間違ってはおりませんわ。ね? ガンス?」

「はい。貴方方狐人様が檻から出たりシャトー様に大けがを負わせた方もいましたが今ではそれもすべて寛大なシャトー様は許しておいでです。」

 ビスケ自身は臆することないよう話しているがただ二人をどこかにやってしまったのは自分の所為と酷く自己嫌悪に陥っている状態でありそこら辺の感覚はマヒしていた。

 そんな時後ろの扉が開く音がした。

???「あーめんどくせえ。やっぱ切り刻めないってこの館は終わってるわ。…そうだろ? シャトー、お前を殺しに来たぜ。」

 そういうとガンスは即座に身構えるもシャトーは待ったと言わんばかりに手を横に出す。

シャトー「いいですわ。受けて立ちます。秘密のお部屋がありますのでそこまでついてきてほしいですわ。決して罠があるような部屋ではありません事をお約束します。」

ビスケ「ミーコさん…」

 とても嫌な予感がした。ミーコの目はどこか覚悟をした目のような感じだった。

ミーコ「信用できるかよ。取引下手か? うちの村人たちの方がまだ取引上手だぜ。何かを今ここで差し出せよ。お前の望んだ場所で戦うっていうならお前の覚悟を見せろや。今すぐ挑んでもいいんだぜ?」

「ミーコさんそれは不利です…それになんで」

「黙っていてくれ。ビスケ、ありがとうな。とにかくこの廊下で戦うのが不利なのは変わらねえこっちの立場が不利なのは変わんねえ。だけど狐人の覚悟を舐めんじゃねえよ殺すぞ異種族のゴミ共が」

ガンス「はぁ…分かりました。私はいったん引きます。ビスケ様は少しお話をしましょう。」

「ミーコさん…死なないよね?」

「…フォルと約束したんだ。でも今あいつはどこかに行っちまった。きっと見つけられなかったんだろうな。でも先に出会っちまったんだ…やるさ、死ぬ前提で戦わねえ安心しろ。」

 そういうとビスケとガンスはミーコが出てきた方の部屋に行く。

「そうですわね…覚悟。私の覚悟というのでしたらこれでどうです?」

 ボキボキボキボキ…

 シャトーは自身の左手を折りだした。

「…それがてめぇの覚悟か?」

「そうですわね。出来ることの最大限ですわ。」

 確かに腕はぶら下がっているししっかりと音も聞こえたので間違いなく右手は使えないと踏んでいる。

「ああ。ならいいぞ。」

(取引下手と言われましたけどとてもじゃないけど私より下手ですわ…このレベルでいいなんて本当によくわかりませんですわ…)

「とりあえず行きましょう。こちらにあります。」

 そういうとガンス達とは反対方向のプレートに蛇が書かれた部屋に入る。


(フォル…私行くからよ。見守っといてくれよな。私こいつに勝って見せるからよ…)


 決意を胸にミーコはシャトーについていくのだった。

 そしてガンスについていくビスケはただ一人ミーコにはフォルがいなくなったのは自身の所為だと思いながらも言えなかったことについてモヤモヤを残してしまうのだった。


登場人物

カマン

次に殺すターゲットを決めやっと一人本館から抜ける事ができた

技:蛇気伝染じゃきうつり

カマン自身の能力の破邪の魔眼の命撃を利用した技。呪いの蛇群を自身の体の一部にかけることでその箇所が石化しその石化した部分でゆっくり触れる事でその触れた箇所は灰になる効果を持つ。

ただし強い衝撃で触れてしまえば本末転倒である上に使うタイミングはミスをすれば致命傷になりかねない諸刃の剣の性質を持つ。

ガンス

まだ何か力を秘めているような口ぶりだったが…?

ビスケ

シャトーとガンスを前に臆する事無く冷静に立ち振る舞うが心拍数はバクバクしていた

能力:嘘つきサイズ

右手で意識的に触れた物を手に収まるサイズにする事が可能になる。

シャトー

シャトーは自身に挑む事よりもガンスに挑む事が愚かだと述べるが何を隠しているのかいまだに分からない

ミーコ

フォルが見当たらないながらも先に復讐の対象を見つけ覚悟を決めシャトーに戦いを挑む

能力:狂気斧サイコサイス


 ビスケの能力の嘘つきサイズはだいぶ序盤に登場していましたが使う場面がほとんどなく、思いつくのは某猫型ロボットの某ポケットのようなものですが、そうでなくてもビスケ君自身が生きてるのにまともに登場しなくて能力云々の話ではありませんね。

 彼の今後の活躍は私筆者にも懸かっているというわけですね。

 そしてなぜこのようなタイトル名なのか。謎解きみたいなものなので是非考えてみてください。約分してといわないようにお願いします。私だって約分したいです。

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