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妖精と血

この作品は紅茶乃香織様の作品

『私、勘違いされてるっ!? 

〜『最強の吸血鬼』だと勘違いされているので誤魔化しながら見栄とハッタリで何とか生き抜きます!~(挿絵あり)』

https://ncode.syosetu.com/n9157em/ の二次創作です


紅茶乃 香織様より許可いただいています。




「王の中の王。主様なくば、私はありません。

 血をささげることは誉高きことなのです。」

~リブ=ツェペッシュについて。ある妖精のつぶやき~


妖精はウラドの時代より、吸血鬼に従い仕えている。

力なき彼女らは、暴力と恐怖に怯えながら日々生きている。

自らの国を守るため、防波堤としてここにいるのだ。


・・・おぞましいかな吸血鬼の王よ。

その名はリブ=ツェペッシュ。

毎夜妖精達は、床が染まるほどの血を捧げているのだ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



・・・ここは暗い地下の一室。

一部の妖精たちが集う、箱庭である。

ここでは夜な夜な怪しい声が響くのである。

決して他の者には見られてはいけない闇のゲームが繰り広げられている。

この宴は人知れず密かに催されていた。口に出すのもはばかられる。

それだけ一般妖精達にとっては、禁忌とされていることなのだ。



今晩も、おどろおどろしい、暗い遊びが始まった

妖精A「さぁ、闇のゲームの始まりよ!」

妖精B「ふっふっふ。私のことを満足させることができる?」

妖精C「さぁ、運命のカードを

「「「ドロー」」」」


A「えっと、じゃぁ私から・・・・・・リバースカードオープン!『シルビア様が主様の』」

B「私のターンね!リバースカードオープン。『上着の』」

C「これで、ゲームの行く末がきまる・・・リバースカードオープン!『匂いを嗅いでいた』」


『シルビア様が主様の上着のにおいをかいでいた』


「「「キャーァアアアアvvvv」」」


「ありあり、超あり。」

「シチュエーションが大事よね」

「そりゃ、主様の部屋じゃないの?パジャマに着替えるときとか。」

「お風呂場っていうのもありじゃない?」

「詳しく!」


「まずね、リブ様がスポーツをされて帰ってくるのよ。

 『ジルビア汗をかいた。湯あみの準備をしろ』そしたらシルビア様どうすると思う?」

「当然湯あみを手伝うわよね。」

「でも、リブ様ってあまりお体を洗わせるようなことしないわ。」

「そこよそこ、服を脱ぐのを手伝う。浴室に消える。

 白い肌が目に焼き付く。手元には汗ぐっしょりの洋服。」

「「ゴクリ」」


「鼻を近づけ息を・・・」

「ダメダメダメダメ、想像しただけであぁもぅ!」

「でも、ちょっとシルビア様が変態過ぎじゃない?」

「と思うじゃん?実はいつもは変態なのを隠しているシルビア様」

「イイ!」

「で、その洋服をつかんだ手を・・・ペロっ」

「ブッ(鼻血」

「おぬし、やはり天才か」


「で、気が付くと主様がシルビア様の後ろに立っている!」

「『シルビア、そこで何をしているんだ』(リブの声真似」

「そこで言い訳をするシルビア様!」

「『お、お召し物をたたもうとしていたのですわ』(シルビアの声真似」

「しかし主様、追及の手を緩めない!」

「『ほぅ、私の汗をなめていたように見えたがな』(リブの声真似」

「とりあえず何か返すシルビア様!」

「えっ、無茶ぶりやめてよ『・・・せ、洗濯方法を考えていたのですは』(シルビアの声真似」

「主様のキラーワード!」

「『おいでシルビア、汗ならここにもあ・・・・』ブッ(鼻血」



・・・ここは暗い地下の一室。

(ちょっとあれな)一部の妖精たちが集う、箱庭である。

ここでは夜な夜な怪しい声が響くのである。

決して他の者には見られてはいけない闇のゲーム

(と呼んでいる主様ファン会合)が繰り広げられている。


この宴は(恥ずかしいから)人知れず密かに催されていた。

口に出すのもはばかられる。

それだけ一般(の感性をもっている)妖精達にとっては、

(脳内妄想は退かれるから)禁忌とされていることなのだ。

またかいた

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