表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
98/109

98.米国のカジュアルな食事事情

まず、ヤミが分身。100体ほどになり、資料室内を高速でスキャンして全てを記録。全資料閲覧が30分足らずで終了。おおざっぱに見たところでは、「凄い術式は無かった」ということなので、残りは秘匿エリアと考えて、一旦退出。もう遅いので、学部長への面会依頼を出し。理由に秘匿エリア入出許可。と書いて事務方に預け。近くのホテルを確保。ファミレス型の店で夕食を取ります。


もともと、ファミレス型のレストランは、日本より米国の方が先だったような気がするけど。最近は苦戦してるそうです。より安い、ファストカジュアル(日本にも出店してる値段高めのサンドイッチやハンバーガーの店)に押されてるのと、出店場所のメインだったショッピングモールが衰退してるのも大きいらしい。ショッピングモールは、日本でも廃墟化してる場所があるので、他人事ではないかも。


で、ビジネス関係の記事だと書かれてないことが多いんだけど。衰退の原因のひとつはチップ制度ではないかと、個人的には考えていたりします。米国のチップは店員に直接渡すか、席に置いておくのが伝統的な方法。次はレシートにチップが印刷されており、すでに強制的に引かれてる場合。それって、本来のチップ(サービスのお礼)から逸脱してるけど、手続き的には面倒がない。最後は、レジ横に箱か瓶(どちらも透明で、見せ金に高額紙幣が入れてある)が置いてあって、そこに入れるタイプ。


どれも、料理代金に上乗せでとられるのは同じ。ファーストフードや、コンビニやスーパーでお弁当や惣菜を買えば、チップは不要。このあたりが、米国のファミレス衰退理由のひとつなんでは? などと考えつつホテルに戻り。本日集めた資料を整理してからベッドに。


横になってから考えたけど。日本では米国と違いファストカジュアル(某サンドイッチ店とか)が流行ってない。これは、安いハンバーガ屋との差別化に失敗してるからで。単なる値段の高いファーストフードと思われてるせいでは。と、思いつきました。インテリアをオシャレにしたり、米国で人気のメニューを日本でも売るべきだよね。日本では健康志向を経営戦略にしたのか、美味しくて人気だけど太るメニューを抜いてしまったのが、敗因だと思うんだけど。などと、益体やくたいもないことを考えながら眠りにつきます。




翌日。学部長が会ってくれると言うので大学に行き。雑談の後で秘匿エリアの閲覧許可をゲット。さっそく資料室の秘匿エリアを全スキャンして記録。目的は、アル・アジフ的な魔導書があったらいいなあ。という願望でしたが、ありませんでした。


代わりに見つけたのは召喚術式と死霊術。これ、組み合わせると、アレを呼べるのでは。と、期待しつつ戻ります。他にもヒントになりそうな術式や文献がありましたが。昔の魔法関係の資料はわかりにくい。暗号に近い書き方や詩になってる物も多く。時間をかけて解析しないとだめそうです。


ということで、学部長や教授たちに挨拶して帰国します。





戻ってきて、ウチの教授に医学博士のみを報告。


予想外だったらしく、驚きつつも。「喜ばしい、おめでとう」とのお言葉をいただきました。うちの研究室で博士号を持ってたのは教授だけだったので。博士号持ちが二人の研究室になってしまいました。ただ、表向きは医学博士だけの取得なので、情報工学の研究室としては微妙な評価。


今回、なんで、交渉までして強引に博士号をもぎ取って来たかというと。多分、日本で普通に進級して博士課程に進んだとしても、論文を出すころには私と敵対する人が出てくるから。日本の学会は「戦争や軍備に関係する研究はしません」を金科玉条にしてるので。私が米軍と協力してるのがバレたら、嬉々として邪魔してくるはず。日本の学会に私の居場所はない。と、割り切ってます。


情報工学博士のほうを秘密にしたのは。それを明かすと研究室に居づらくなるため。まあ、最近の受講は式神まかせなので。大学に籍を置く意味があるのかどうか、少し悩み始めた今日このこの頃ではありますが。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ