59/109
59.バイトの予定を聞かれる
エレナから、いきなりバイトの予定を聞かれた。
ご飯を食べに行きたいらしい。昼のシフトは明後日に入っていたので伝えると。ニコニコして去って行った。まるで純粋な子供のように思えた。これで実は16歳、表向きは19歳なので、意外な反応。それに、ここに来たのはスパイとしてだよね?
バイト当日まで、大きな出来事は無かった。エレナは例の社を離れた位置から観察しただけで、接近することなく戻って行った。
バイト当日。昼前にエレナ襲来。受講はどうした。きみは午前中の講義をとっていたはずでは?(ちなみに、どの講義をとっているか知っているのはスパイ対策のためです。決してストーカー行為ではありません)
調理場から突っ込むのもなんなので、普通に注文された”今日のシェフの気まぐれランチ”を作り。彼女は美味しそうに食べて。帰って行った。
また、何がしたいのか理解できない人種が増えた。
もしかして、美味しいものが食べたいために、任務は棚上げしてる。って、ことはないよね?
と思っていたら。傍受した今日の報告は、”社を遠巻きに観察したが、正体や術式は解析できなかった。だが、前任者の負傷があるので、慎重に事を進めたい。”。と、いう内容だけだった。
もしかして、本当にやる気がない?ご飯食べたいだけ?




