46.そうだ京都に行こう
面接は京都だそうで。紹介状を持って新幹線に乗ります。同行者は美月と使い魔ズ。
今回は業界の人が相手なので、怪しいコスプレは無し。メーカー相手のプレゼン時に作った安い背広、ぶっちゃけリクルートスーツです。教授からは、「それだと軽く見られるから。三つ揃えかダブルくらい作っておきなさい」と言われましたが。お金がないのです。言われなくても、リクルートスーツがしょぼいのはわかっているのです。
ていうか。もし就職面接に行くことがあったとして。受験の学生が面接担当より立派な服を着ていたら、それはそれで嫌味では。などと、思ったりもします。
今日は晴れてるので富士山が見えます。駅弁やコーヒーなんかも頼んで、一同旅行気分。使い魔ふくめて念話ではしゃいでますが。周りからは、乗ってからずっとだんまりなのに、時々含み笑いしたりする、怪しいアベック。と、見られてる気もしたり。
京都到着。バスで目的のお寺”龍桜寺”に向かいます。住職の三栖さんは、大学を出て電子機器メーカーに勤めてたけど、お父さんが亡くなって実家の寺を継がされた人で、昔の杵柄でネットを立ち上げたんだそうです。
ご挨拶して客間に上がり。軽い雑談と自己紹介。見えない人なので、ふたりとも見鬼の力があると知り、とても羨ましそうでした。「一度で良いから超常の存在を見たいと思っている」、と言うので。サービスでシロとクロを顕現させると。感激して、二人分のアカウントは最高ランクで発行してもらえました。「管理者に準ずる権限なので、緊急時にはメンテもよろしく」と言われてしまった。
見本のお守りと護符も預け。「念のため効果を確認してください」と言って寺をあとにします。




