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33.人形遣い

今回は新歓(新入生歓迎会)兼ねてるのでゆるゆるだが。学術系ゼミや&研究会の合宿は、本来は指導教員と先輩たちに研究成果や進捗を見てもらい、指導を仰ぐ。メーカープレゼンや学会での発表の予行演習。という意味合いもある。情報処理系の本場は米国なので英語も必須だったりする。


というのは建前で、今回はゆるゆるモード。午前中と昼過ぎに研究発表、教授や現役(メーカーなどに就職した先輩)を招いてのお話(ぶっちゃけ、就職の準備活動)。午後遅くはレクリエーション。という配分。


プロジェクターを使った発表が多いので、遮光カーテンは下げたまま。外の景色は見えないので、学校でやっても変わりなし。と、突っ込んではいけない。午後の温泉とかハイキングとかの息抜きが重要なのです。


というわけで、昼食後の最初の発表は自分の番。美月を助手にして、テーブルを用意。普通は教壇とプロジェクターだけなので、ひと手間必要。乗せるのはフィギュア。と言っても、ロボット系でも美少女系でもなく、童話系。ぶっちゃけパペットなのですが、これはチェコの人形アニメとかを見た人でないとわかりにくいかな。


術式起動。片方は魔法技術を使用した憑神タイプ、前に回収した霊の残滓を加工して人工精霊化したもので、こちらが動作試験用。もう片方が本命で、CPU搭載で地球の技術で実現可能な機体の初号機。正式な発表とパテント化は初号機を使います。本当はCPUタイプを二つ用意できたら良かったんだけど。間に合わず。


憑神型はこちらで操作。CPUタイプは美月が操作。簡単な寸劇をさせます。喧嘩して格闘戦っぽい動き。仲直りして、観客にお辞儀して終幕。拍手をもらいました。続いて、プロジェクターと目の前の初号機を使い、構造と原理の説明。希望者による初号機の簡単な操作デモ。パテント化は後日学校でと話して終了。


憑神型で動作を試験して、それをトレース術式でプログラム化。地球のプログラムにコンバートして調整。という手順で開発したもの。動かす力は開発中の人工筋肉もどき。まだ非力なのでパペットの動作がせいぜい。とは言え、こちらも、動物の筋肉の動きを魔法で解析できないと無理でした。


じつは、この筋肉の解析技術は医療に使える気がしてるんだけど。まだ魔法抜きでは無理なので、発表は控えます。


次の先輩の発表内容が、いかにも発表会用にでっち上げました的だったで、温度差がすごかった。教授からも、身のない発表は聞く人にとって時間の無駄なので、むしろ辞退したほうが潔い。というお叱り。いや、自分が悪いんだから、こっちを睨まないでください。


というわけで。レクリエーションのお時間です。

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