32.なべて世はこともなし
短大生に渡したペンダントに反応。教団から派遣されてきた強襲担当信者に襲われたものの撃退。悪意が見えるペンダントは、文字通り目に見える仕様に変更。具体的には、顔色がすごく悪人に見えて信用できない状態になる。警戒してたら、力づくで連れ去ろうとしたところでカウンターが発動。悲鳴を上げて周囲に助けを求めたところ。さわやか系の男子が来てくれて、警官も呼んでくれたんだそうな。
信者は骨折したらしく現行犯逮捕。骨を折られたと主張したものの、本人に折った自覚がないし。見た目もか弱い女性なので無理と判断され。当たり屋的な詐欺の線で取り調べが進んでいるらしい。ついでに、さわやか系男子とは良い感じに。悪人顔に見えないってことは悪意がない。この出会いに感謝。なお、無理やり強引じゃなければ、男の下心は悪意にカウントしてません。そういう仕様なのだ。
警戒システムを作り始めた時は、SF小説のネタと同じ警告音も考えたんだけど。音がだんだん大きくテンポが早くなるのは心臓に悪い。なるほど、あのオチみたいに心臓麻痺になるはずだと没になり。画面エフェクトに変更して正解でした。
これで警察の手が教団までたどり着くとは思えないので。警戒態勢は維持。
それにしても、教祖の考えが不明。すでに女の子を手篭めにできる体力と気力はないはずなのだが。謎。
というわけで連休に突入。研究室とゼミは。新入生歓迎を兼ねた合宿です、場所は本栖湖に大学が持つセミナーハウス。移動手段は美月の父の車を借りることに。同乗者は新規加入した2年女子と3年男子。大学に集合。東名に乗って御殿場に向かいます。
久しぶりの運転に加え、他人の車は勝手が違うので少し緊張。隣の美月も基本的に口下手なのでだんまり。後ろの席の二人が盛り上がってます。話題はいろいろ飛んで、今は、なぜ1年の美月がここにいるか。という質問。「え、俺もそうだったぞ。1年のときから研究室に出入りしていたな」と言ったら、二人は驚愕。「失敗した」「出遅れた」という声が聞こえた。
というわけで、車は一般道に降り本栖湖に向かいます。




