7-6 《その道を歩こうと決意しただけでもものごとは楽になる》
7-6 《その道を歩こうと決意しただけでもものごとは楽になる》
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神:障害が少ない道のほうが楽だからね。
ニール:そりゃそうです。で、そういう道はどうやって見つけるんですか?
神:見つけるのではない。創るのだよ。
ニール:どうやって?
神:いま、実行しているではないか。その道を歩こうと決意しただけでも、ものごとは楽になる。
多くのひとたちは「その道を歩く」ことなどまったく念頭になく、人生を生きている。学ばない。祈りもしない。瞑想もしない。内面的な人生にぜんぜん関心を払わないし、もっと大きな現実について真剣に探ろうとも思わない。
だが、あなたはそうではない。いまのように探究している一この対話をしている-という事実によって、あなたは障害の少ない道を創り出している。
わたしが言っているのは、曲がりくねった道を歩こうとまっすぐな道を歩こうと、森を通ろうと迂回しようと、生命と生きること、死と死にゆくことに関するあなたの真実に到達すれば、障害をすべて取り払い、険しくない「完了への道」を創り出せるということだ。
《神へ帰るP73》
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『神との対話』は、「その道を歩こうと決意しただけでもものごとは楽になる」といっています。
人生には、時に険しい道や複雑な問題が立ちはだかります。誰しも「もっと楽に生きられたら」と思うものです。けれども、その道はどこかに「見つかる」ものではありません。実は、自ら「創り出す」ものなのです。
まず「この道(人生の真の目的の気づき)を歩もう」と決意することです。その瞬間から、すでに障害は少なくなり、人生は軽やかに動き出します。なぜなら、迷いや不安に引き戻されるのではなく、進む方向が定まるからです。
多くの人は、日々の忙しさに追われて、学びや祈り、内省や探究を忘れてしまいます。しかし、自分の内なる声に耳を澄ませ、「より良い人生を生きたい」と願うことこそが、道を切り拓く第一歩なのです。
森の中を遠回りするような日々であっても、結局は自分の真実にたどり着くことができます。大切なのは、その真実を求め続ける姿勢です。決意し、歩み続けることで、人生は険しいものではなく、「完了へと至るやさしい道」へと変わっていきます。
つまり、楽になる秘訣は、外に探すのではなく、自分の内に道を創り出すことにあるのです。
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