6-8 《誕生と死は同じことである》
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誕生と死は同じことである。
どちらも単なるエネルギーの減衰だからね。電力の変圧器のようなもので、ひとつの世界からつぎの世界に移行させるための仕組みだ。
死や誕生という言葉をなくしてもかまわない。どちらも、創造という言葉で代えることができるから。誕生と死、それは創造の瞬間だ。
《神へ帰るP322》
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『神との対話』では、「誕生」と「死」は同じことであるといっています。
物質的世界で果たすべき課題が完了すると、人間は物質的世界を離れて霊的世界に行きます。
その逆に、霊的世界の魂が新しい神性の体験を希望すると、霊的世界から物質的世界に移行します(輪廻転生)。
現実世界(物質的世界)から見れば、霊的世界から物質的世界に移行する通過点が「誕生」であり、物質的世界から霊的世界へ移行する通過点が「死」なのです。
つまり、「誕生」と「死」は新しい創造の瞬間で、ひとつの世界からつぎの世界に移行させるための仕組みだといっているのです。
ニールは、「魂は霊的な領域で生きていても、やがて「死ぬ」日がやってくるなんて」と、驚嘆しています。
つまり、霊的世界に生きる魂は、物質的世界に行く時には、(現実世界の表現でいえば)「死ぬ」ことになるのです。
従って、「誕生と死は同じことである。死や誕生という言葉をなくしてもかまわない。どちらも、創造という言葉で代えることができるから。誕生と死、それは創造の瞬間だ」と、『神との対話』ではいっているのです。
〈つづく〉
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