5-32 《新しい霊性をもたらすマスターとメッセンジャー》
5-32 《新しい霊性をもたらすマスターとメッセンジャー》
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1-1)マスターとは
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〈マスター〉とは、そのような(多くの感情の※)経験をさんざん積んだあげくに、最終的な選択が前もってわかるようになったひとたちだ。(※筆者注)
《神との対話1-P173》
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地球に生まれた〈マスター〉たちとは、相対性の世界の秘密を発見したひとたちである。
《神との対話1-P81》
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神の化身や〈マスター〉として戻ってくる魂は、そのような者として自らを経験する喜びのために戻ってくるし、そのためのいちばん良い方法は、もっぱら他者の課題に仕えることだと知っている。
神の化身や〈マスター〉は、自分の人生/生命を通じてその課題に仕える。
《神へ帰るP479》
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神:そういうひとたち(マスター※)は、見ればわかる。彼らはどこにでもいる。(※筆者注)
ニール:わたしは違うのですか?
神:あなたは違う。たずねなければわからないなら、違うのだ。
《神との対話1-P251》(一部略)
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イエス・キリストよりも高いレベルの者はいなかったが、しかし同じように高いレベルのひとたちはほかにもいる。
《神との対話3-P72》
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『神との対話』には、マスター(大いなる師)について書かれています。
マスターとは、いくえにも輪廻転生を繰り返して、高次の神性を体験することによって、究極の真理を会得し、悟りのレベルに到達した人間(魂)のことをいいます。
マスターであれば、自分がマスターであることは自ら分かり、それが分からない者はマスターではないといっています。
マスターは、自分の人生を通じて、他者が真実の自分を思い出すという課題に仕えるために、現世に戻ってくるのです。
かつて地球上では、イエス・キリストよりも高いレベルのマスターはいませんでしたが、同じように高いレベルのひとたちはほかにもたくさんいるといっています。
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1-2)マスターの性質
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1-2-1)《マスターは高次の意識をもつ》
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〈マスター〉をめざして学んでいる者は、たとえその経験が好ましく「見えない」としても、いつも自分の経験に同意する。自分がどこかのレベルでそれを意図しているはずだと知っているからだ。
《神へ帰るP104》
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神:それは「三つ(超意識、意識、潜在意識※)が一体になった」意識の段階で、超絶意識とでも言えばいいかもしれない。(※筆者注)「キリストの意識」と呼ぶひともいるし「高次の意識」と言うひともいる。完全に統合された意識だ。
ニール:〈マスター〉とは、たとえ好ましくないと思えても、つねに結果に同意するひとなんですね。それがどこかの段階で意図されたものだと知っているから。
《神との友情上P143》
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『神との対話』では、マスターは超絶意識(キリストの意識)を持っているといっています。
意識には、超意識、意識、潜在意識の三つがあります。
「超意識」の段階とは、魂の段階で、「意識」の段階とは、精神の段階です。
「潜在意識」の段階とは、現代医学でいう自律神経の段階です。『神との対話』では、「潜在意識」を医学と異なる独自の定義をしています。
「超絶意識」とは、超意識、意識、潜在意識の三つが一体になった意識の段階で、キリストの意識とも呼んでいます。
超絶意識の段階では、思考が即、創造に繋がります。例えば、イエスキリストが荒海に向かって風と荒波とを叱ると、静まってなぎになったと新約聖書(ルカによる福音書8章)にあるように、思考が直ちに現実化するのです。
現実の物事は、この意識のいずれかの段階によって創造(現実化)されるというのです。
したがって、〈マスター〉は、たとえ好ましくないと思えても、それが意識のどこかの段階で意図されたものだと知っているから、つねに結果に同意する、というのです。
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1-2-2)《ホームレスの姿をした〈マスター〉に出会うかもしれない》
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今日にもあなたは、山上の導師ではなく街頭の女性ホームレスや、公園のちんぴらの姿をした〈マスター〉に出会うかもしれない。それどころか、山上の導師という〈マスター〉に出会うことはめったにない 。
だから気をつけていなさい。いつあなたの〈マスター〉が現れるかわからない。
《神とひとつになることP219》(一部略)
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ニール:ボーリング場を開いている聖人っていないんですか?お笑いタレントに導師はいないんですか?
神:冗談だろう?いくらでもいるよ。
《神へ帰るP48》
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『神との対話』では、マスター(師)は色々な所にいるといっています。
時には思いもかけぬところに、例えばホームレスの中にも 、コメディアンの中にも、マスターはいるといっています。 つまり、他人をレッテルを貼って見てはいけないというのです。
マスターがいつ目の前に現れ、 自分を導いてくれるかは分からないので、先入観をもって人を見ることなく、いつもマスターとの出会いに注意を払っていなければならないというのです。
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1-2-3)《自分は救世主だとかいった大げさなことを言う者からは、さっさと逃げ出すことだ》
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〈真のマスター〉とは、生徒がいちばん多い者ではなく、最も多くの〈マスター〉を創り出す者である。
《神との対話1-P156》
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イエスも、ほかの偉大な〈マスター〉すべても、人類の一人ひとりに〈マスター〉になりなさいと呼びかけている。
《明日の神P170》
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「自分はひとよりも特別だ」と宣言するような者の言葉は、聞かないことだ。
自分は救世主、救い主だとか、人類の唯一の真の親、唯一の真の預言者だとか、そういった大げさなことを言う者からは、さっさと逃げ出すことだよ。
《新しき啓示P109》(一部略)
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高い報酬を払わなければ、「チャネリング」や「仲介」をしないと言われたら、とっとと逃げ出しなさい。そんな相手は金だけが目当てかもしれない。
《神との対話3-P159》
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『神との対話』には、真のマスターとは、生徒がいちばん多い者ではなく、最も多くのマスターを創り出す者であると書いてあります。
すなわち、教えを請うてマスターの元に来た弟子を、自分に、はべらせる者がマスターではなく、マスターのレベルに教え育てる者が真のマスターであるといっているのです。
世界の新宗教の中には、自らを「救世主」とか「真の親」とか名乗る教祖的人物がいます。
『神との対話』では、そういった自分を「救世主」とか「真の親」とか大げさなことを言う者からは、逃げなさいといっています。
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2-1)メッセンジャーとは
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洗礼者ヨハネのように、メッセンジャーとして輝かしい言葉で真実を伝えるため、間違いようのないはっきりした言葉で神を語るために送られたひとたちもいる。
こうした特別なメッセンジャーは、非凡な洞察力と、永遠の真実を見抜いて受け入れる特殊な力、それに複雑な概念を大衆が理解し、実践できるように伝える能力に恵まれていた。
《神との対話1-P193》
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あなたはこの人生ではメッセンジャー、先触れだ。知らせを伝える者、真実を求め、たびたび真実を語る者だ。
《神との対話1-P251》
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あなたをメッセンジャーとして選んだのだ。あなたを、そしてほかの多くのひとたちを、わたしは選んだ。なぜなら、いま、そしてこれからしばらくの間、世界には、神の言葉をほがらかに響かせるたくさんのトランペットが必要だからだ。
《神との対話1-P195》
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あたりまえの平凡な人たちだって霊的な指導者になれる。水道工事人、医師、販売員が霊的指導者になれる。企業のエグゼクティブ、警察官、軍人だって霊的指導者になれる。金物屋の店主、技師、看護師、飛行機の客室乗務員だって霊的な指導者になれる。テレビのニュースキャスター、新聞雑誌の記者、政治家だって霊的指導者になれる。教師や野球選手、食料品店のマネジャー、映画スター、郵便配達人、科学者や研究者、客の前で服を脱ぐダンサーだって霊的指導者になれる。
《新しき啓示P314》
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〈マスター〉(大いなる師)について語るひとが、必ずしも〈マスター〉である必要はない。
最高のレベルの成長を語るのに、必ずしも最高のレベルの成長をとげている必要はない。ただ、真実であろうと心がけなさい。真摯であろうと努めなさい。
《神との対話3-P18》
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メッセンジャーとは、究極の真実、真理を世の中に伝える使命を持った者をいいます。
いま、新しい霊性を必要とする世界には、これからしばらくの間、神の言葉をほがらかに響かせるトランペットのように、伝えるたくさんのメッセンジャーが必要とされています。
『神との対話』では、メッセンジャーには誰でもなれるといっています。
それは、最高のレベルの成長を語るのに、必ずしも最高のレベルの成長をとげている必要はないからです。
マスターについて語るひとが、必ずしも〈マスター〉である必要はないからなのです。
水道工事人、医師、販売員、企業のエグゼクティブ、警察官、軍人、金物屋の店主、技師、看護師、飛行機の客室乗務員、テレビのニュースキャスター、新聞雑誌の記者、政治家、教師や野球選手、食料品店のマネジャー、映画スター、郵便配達人、科学者や研究者、客の前で服を脱ぐダンサーだって霊的指導者になれるというのです。
つまり、本人の意志しだいで、メッセンジャーには誰でもなれるといっているのです。
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