5-22 《あなたが世間で特別な存在にならないようにしたほうがいい》
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新しき啓示を新しい宗教にしないほうがいい。それよりも、新しき啓示によって、新しき啓示が可能だという、シンプルですばらしい真実を明らかにするのだ。
《新しき啓示 P315》
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ニール:「新しい霊性」はこの本を「新しい宗教」にするようなものではないんですね。
神:そう、絶対に違う。もしそうなら本を焼き捨てて忘れてしまったほうがいいよ。
《明日の神 P236》
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自分たちには近づけない神の答えにあなたなら近づけると人びとが信じはじめたら、あなたにとって危険だろうね。
あなたが世間で特別な存在にならないようにしたほうがいい。
《神へ帰るP47》
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『神との対話』では、自分は救世主だというような大げさなことをいう者からは、さっさと逃げなさいといっています。(5-5を参照ください)
真のマスター(師)は、自分を崇めよとはいいません。内なる魂の声に耳を傾けよと教えるのです。
『神との対話』の著者ニールにも、「特別な存在」になってはいけない、といっています。
特別な存在になると、人々は、信仰や真理探究などあらゆる面で、その人に依存するようになります。
そしてついには、教祖や救世主といった、まさに特別な存在になってしまうのです。
本来のメッセンジャーの役割は、メッセージの受け手自らが、自分の真実を見い出すのを手伝うことです。
ニールの役目は、神のメッセージを届けることであり、そのメッセージから自分の真実を見つけ出すのは、当の本人なのです。
ニールは、『神との対話』シリーズを、「新しい神学」といっています。「新しい宗教」とはいっていません。
既成の宗教は、この新しい神学を学んで、取り入れて欲しいといっているのです。
私は、「宗教」の構成要件には、教祖、教義(教え)、信者集団の三要件を考えています。
『神との対話』シリーズの運営組織は、「宗教」の三要件を満たすものですから、宗教組織として活動しても何らおかしくはありません。
そうすれば、信者の献金による潤沢な資金を得られ、活動を容易に拡大することもできます。
しかしニールさんが、「新しい宗教」ではなく、「新しい神学」といっていることに、私は、心から敬服し応援しているのです。
(2016年10月現在、有給スタッフは3人で、そのスタッフの報酬の支払いのために、CWG財団への寄付の要請が、時々ニールさんから発信されています )
*〈いのうげんてん〉からのお願い:神・生命に関心のおありの方に、当ページを紹介いただけましたら嬉しく思います。→http://ncode.syosetu.com/n6322bf/