5-12 《しばらくのあいだ、ただ「存在」しなさい》
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毎日、そうしなさい。できれば、毎時間、少しでもそうしなさい。
ただ、止めること。すべての行為を止めることだ。すべての考えを止めることだ。しばらくのあいだ、ただ「存在」しなさい。ほんの一瞬でもいい。そうすれば、すべてが変わる。
方法はたくさんある。ひとによっては、静かに座ってあなたが「瞑想」と呼ぶことをする。ひとりで自然のなかを歩くひともいる。多くの僧侶たちが発見したように、石の床にはいつくばってブラシでこすることも、瞑想になりうる。
《神との友情上P198》
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毎日の瞑想は、最良の道具のひとつだ。瞑想によって、生命エネルギーを最高のチャクラに引きあげることができる。さらに、「目覚めた」ままで身体から離れることさえできる。
瞑想していると、身体が目覚めた状態のままで、全的な認識を経験する用意ができる。
《神との対話3-P201》
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『神との対話』では、時々「瞑想」をして、自分の内側に入りなさいといっています。
これは著者ニールの「幸せになるために必要なものを内側に見出すためにはどうしたらいいのでしょうか」という質問に対する神の答えです。
内側に入っていけば、自分の外側に何も必要でない自分を知ることができるというのです。
瞑想は、一般的には座って行うものといわれていますが、『神との対話』では、瞑想に決まった形は無く、静かに座っている、立って行う、自然のなかを歩くなど、自分にもっとも適した方法でやりなさいといっています。
瞑想のやり方については、『神との対話』では次のようにいっています。(一部省略してあります。)
┌《神との友情上-P234》(一部略)
まず、静かにしていなさい。いいかね、静かにして「いる」と言ったので、静かに「考える」と言ったのではないよ。
しばらく静かにしていると、少なくとも考えのスピードが落ちていくのがわかるだろう。しずまっていく。
目を閉じたくなったら、閉じればいい。それについて考えないこと。自然にまぶたが閉じるのにまかせる。目を開けていようと努力しなければ、自然にそうなる。
そうしたら、自分の呼吸を聞きなさい。息づかいに集中する。とくに吸う息を聞くこと。自分に聞き入っていれば、ほかのことを聞かなくなる。
次つぎに考えが浮かんでくるのだったら、それもいいと見つめていなさい。
考えが浮かんできたら、一歩下がって何が起こるだろうと観察する。それについて考えず、ただ見ている。
それを見て、祝福し、体験の一部にしなさい。そこにこだわってはいけない。通り過ぎるパレードの一部に過ぎないのだから、通り過ぎさせなさい。
そのなかで、あなたは大きな平安を発見する。なんという安らぎか。望むものもなく、することもなく、何かであることもない。ただ、いまの自分、それがあるだけだ。
あるがままにしなさい。
見つめつづけること。不安に思ったり、期待したりしない。ただ……静かに見まもる。何かを見る必要はないし……何が見えてもいい。
最初にこれができたとき、あるいは10回め、あるいは100回め、1000回めに、ちらちらする青い炎が、あるいは躍る光が見えるかもしれない。最初は一瞬でも、そのうち視界のなかで落ち着く。
そうしたら、それとともにいなさい。そこに入っていきなさい。自分がそこに溶けこみそうな気がしたら、溶けこむにまかせなさい。
そうなったら、もうあなたには何も言う必要はない。
その青い炎、躍る光は、あなたの魂の中心だ。あなたをとりまき、あなたを通り過ぎるもの、それはあなただ。
あなたの魂に、やあこんにちは、と言うがいい。ようやく、自分の魂を見いだしたのだ。ようやく、自分の魂を体験したのだ。
それと融合してひとつになれば、喜悦としか言いようのない、最高に満ち足りた喜びを知ることができるだろう。
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私は、瞑想の本を読んだり、ネットを見たりしていますが、そのやり方は大筋これと同じといえると思います。
深い瞑想によって、青い炎(魂)と融合してひとつになれば、喜悦としかいいようのない、最高に満ち足りた喜びを知ることができるだろう。
そして、知っているすべて(神)に、そしてあなたという存在のすべて(集合的な魂)にアクセスできるようになり、以前は考えもしなかったことを考え、言わなかったことを言い、しなかったことをする自分に気づくだろうと、『神との対話』では、いっています。
┌《明日の神P72》
(それと融合してひとつになれば*筆者注)あなたは知っているすべてに、そしてあなたという存在のすべてにアクセスできるようになる。行動の選択肢がひろがるということだ。選択肢が増加する。以前は考えもしなかったことを考え、以前は決して言わなかったことを言い、以前は決してしなかったことをする自分に気づくだろう。
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☆2016年7月6日 追記
2016年6月18日、19日放送のNHKスペシャル「キラーストレス:そのストレスはある日突然死因に変わる」で、「瞑想」について、早稲田大学の熊野宏昭教授が解説しています。
過剰なストレスにより扁桃体が過剰反応を引き起こし、うつ病を惹起し、海馬が萎縮することが、アメリカの大学実験で証明されたとのことです。
すなわち、ハーバード大学での実験では、瞑想プログラムを始めて8週間後に、身体の不調35%、心の不調40%の改善を見、脳のMRI検査で、扁桃体の5%縮小と海馬の5%増大が認められたのです。
参照:http://sanpogarden.hatenablog.com/entry/killerstress_nhkspecial_mindfullness
☆瞑想に関心がおありの方は、小説家になろうの「カルテに書けない よもやま話―4章 不思議系大好き-気功にハマった医者」<25-0>『瞑想のすすめ』
https://ncode.syosetu.com/n8651bb/99/をご笑覧ください。
☆瞑想の方法については、「天空の庭先 https://arcangel.jp/spiritual/meditation-and-prayer/way-of-meditation/ 」 が大変参考になります。
〈つづく〉
*〈いのうげんてん〉からのお願い:神・生命に関心のおありの方に、当ページを紹介いただけましたら嬉しく思います。→http://ncode.syosetu.com/n6322bf/