4-29 《自分の仕事を愛しなさい》
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「どんな犠牲を払ってでも、自分の幸福を捨ててでも、家族を支える男」があなたであるなら、自分の仕事を愛しなさい。なぜなら、仕事が自分の生きた表現になるから。
「責任を果たすためにいやな職業についている女性」があなたであるなら、その職業を愛して、愛して、愛しなさい。それがあなたの自己イメージをしっかりと支えてくれるから。
《神との対話1-P253》
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職場の喜びは、何をするかとは関係なく、何を目的としているかによって決まる。
午前四時に起きて赤ちゃんのおむつをかえる母親なら、そのことをよく知っているよ。彼女は鼻歌まじりで赤ちゃんに話しかけるだろう。それを見て労働だなどと思う者は誰もいはしまい。
どんな姿勢で取り組み、どんな気持ちで、どんな目的でしているか、それによって活動が真の喜びになる。
《神との対話2-P279》
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『神との対話』では、どんな仕事であろうと、心をこめて愛しなさいといっています。
人生の全ての出来事が、神性を体験するためのツ-ル(手段)です。目的は神性の体験にあるのです。
日常生活で私たちは、物事を体験しているように見えますが、本質的に見れば、物事を通して自分の中の神性を体験しているのです。
同じように、仕事も自分の中の神性を体験するためのツ-ルであり、自分にとって向き不向きはあるとしても、仕事そのものの貴賤はありません。
「4-25 《「最善」は何かと考えてばかりいる》」で書いたように、仕事を選ぶ時に唯一考えるべきことは、「自分を表現できる仕事かどうか」ということなのです。
〈つづく〉