第63話 フロレスティ
ザー
彡(゜)(゜)「いつの間にか雨が降り出しとる…」
彡(゜)(゜)「目印のお星さまも見えん…」
ヒュー
彡(゜)(゜)「そういえば逃げるときは南風が吹いとったな…」
彡(゜)(゜)「風の向きは変わったかもしれんけど、これを頼りにするしかない」
ワイは歩いた
丘を上り、下り、登り下った
彡(゜)(゜)「ん?」
前方左側が白み始めた
彡(゜)(゜)「夜明けや…」
ふと心が軽くなる
彡(゜)(゜)「少し走るか」
敵に見つかる前にできるだけ移動して距離を稼ぎたい
┗(゜)(゜)ミ┓三三3
ボロをまといながら血まみれの素足で走る
痛みはない
どれくらい走ったやろう…ふと道にでた
彡(゜)(゜)「ん?」
なにかが向かって来る…また敵か?
いや……あれは馬車や
背の高い毛帽子を被っとる男とその娘?が座っとる
彡(゜)(゜)「子連れの兵隊なんておる訳がない」
彡(゜)(゜)「それにあの男が被っとる帽子はルーマニア人のものや」
彡(゜)(゜)「ちょっとすまんやで」
( ゜Д゜)「どうかしましたか?」
彡(゜)(゜)グーギュルギュル……
彡(゜)(゜)「なにか食べ物を持ってへんか?」
(„ •⌄•„)つ「これをどうぞ」
彡(゜)(゜)「おおきに」
彡(゜)(゜)バリバリバリ
彡(゜)(゜)「硬いけどおいしいクッキーや」
彡(゜)(゜)「あんたたちはルーマニア人か?」
( ゜Д゜)「はい、そうです」
彡(゜)(゜)「どこの町から来たんや?」
(„ •⌄•„)「フロレスティよ」
彡(゜)(゜)「フロレスティ!!」
ワイはその町を知っとる
そこはまだソ連の占領下になってないはずや
彡(゜)(゜)「娘さん、フロレスティにはドイツ兵はおったか?」
(„ •⌄•„)「ドイツ兵はいなかったわ。でも、ルーマニア兵ならいたわ」
彡(゜)(゜)「そか、おおきに」
彡(゜)(゜)「ほな、気をつけて行くんやで」
去っていく馬車に手を振った
彡(゜)(゜)「よし、あと少しや」
あと少し進めば、ひとまずは安心や




