魔法って・・・ 2
もう既に魔法って何?状態の私達。
唯一、魔法に詳しいリーリアさんでさえも、考え始めてしまった・・・。
これは開始早々に、終わっちゃうパティーンですかね?
悩む私達の所へ一人の男性が。
気付いたのは私だけみたいで、ジルとリーリアさんはお話し中。
男性と向かい合って、お互いを観察しております。
男性の瞳は琥珀色で、髪は黒かな?と思ったら光の加減で、青にも見える。とっても濃い青なのかな?
外見は髪を一括りに縛った、美人さん。
んで、黒いローブ。
間違いない。この方、魔導士団の方ですね。
同時に観察が終わり、お互いに頷きあう。
傍から見たらシュールだろうな・・・。
で
「どちら様でしょう?」
私の言葉で、ジルとリーリアさんも男性に気が付いた。
「ハマル団長」
答えをくれたのは、リーリアさんでした。
「リーリアが愛し子様に魔法を教える所を見に来たのですが・・・何をやっているんですか?」
「あの・・・それがですね・・・ルーチェフルール様の精霊が最高位精霊の、光・闇・紫の精霊様達でどんな魔法を使われるかが謎で・・・」
言いにくそうなリーリアさん。
うん。リーリアさんは何も悪くないよ。
謎な最高位精霊と、契約している私が悪いんだから。
・・・たぶん。
「ならば、他の精霊と契約を新たにすれば、良いのでは?」
・・・・・ですよねぇ~。
私達の間に微妙な空気が・・・。
そうだね。なにも、この三人に拘らなくてもいいよね・・・。
「ルーチェフルール様は、赤い瞳をお持ちですから、炎の精霊との相性がとてもいいでしょう。ただ・・・」
この〝ただ・・・″の後のお話を要約すると、赤を持つ愛し子が他国に居るんだって。
んで、その人が炎の最高位精霊と契約をしているから、高位の精霊が契約に来てくれるか・・・と。
何故、心配するかと言うと・・・私が現在、纏め役の最高位精霊三体と契約しているから、高位の精霊では気後れするかも・・・と。
なんか・・・アレだよね。
周りが社長ばっかりで、平の自分がそこに交じってて、何で私此処に居るんだろう・・・って疑問に思いながら、周りに一生懸命に話振ったりする立場・・・的な?
そりゃ、誰もやりたがらんだろ。
むしろ、その精霊の立場が可哀想。
神経図太くないと私の精霊に、立候補してもらえない・・・。
「とは、言いましたが。何も炎の精霊に拘るのは止めましょう。ルーチェフルール様は現在、混乱を避ける為に発表はされてはいませんが、白の愛し子なので呼びかければ、もしかしたら他の最高位精霊が来てくれるかもしれませんし」
と言う事で、当たって砕けろの想いで再び契約をすることに。
いや、砕けたらダメなんだけどね。




