表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/152

マネキン 3

 

 もう皆様もお分かりになっている事でしょう。


 そう、タイトルの様に只今私はマネキンしてます・・・。


 もうね・・・ちょっとでも動くと「ハイッ!!動かないで!!」って言われんの・・・。

 私、注文する方だよね?

 こう・・・もうちょっとさ、私に優しさをおくれ・・・。


 前回アロイスさんが手配するね!って言っていた通りに、仕立て屋さんがお昼過ぎにお城に来ました。

 それで一番上の十二階層には、仕立て屋さんを通す事が出来ないって事で、私とジルは下の階層に移動。


 まぁね・・・移動した時点で気付くよね。


 また迷子になったのーーー!!!!!

 正確には、迷子ではない。

 ん?違うな・・・私は迷子なんだけど、精霊は迷子じゃないんだよ。

 そう・・・精霊達は迷子と言う名の散策に、私と一緒に出ただけ・・・。


 最初もさ、逸れてどうしよう!!ってなったのに、精霊達が大丈夫、大丈夫って言うから大人しく後を付いて行ったの。

 結果は全然大丈夫じゃなかった・・・。


 仕立て屋さんが来た階層は、第八階層の来賓塔。

 で、精霊達について行き辿り着いた場所が、第七階層の食堂がある階層。


 うん。

 全く以て違う場所だよ!!!

 確かに、八階層まではジルと一緒に居たのに、いつの間に一つ下の階層に来るのさ?!

 階層を渡るにはゲートを通らないと行けないんだが・・・・。

 それを通った記憶もない。

 コレはアレか?

 拉致られて、記憶をいじられた系か?!

 可笑しいでしょーーーー!!!!


 しかも食堂に来たのは、美味しそうな匂いが・・・と言う理由でした。

 どれだけ食いしん坊なんだ・・・。


「二人が食べたら上の階層に行くから大丈夫だよ」

 とロワの温かい言葉に涙ぐんだのだが・・・。

 最初から分かっていてここまで来たんだな?

 私だけ仕立て屋さんの所に置いて行って欲しかった・・・って思うのは悪くない。

 だが、ここで先に戻って良いよ!なんて言われたら、今度はお城の外に出ているかも・・・。

 恐ろしや、迷子。


 一通り満足した二人と一緒にジルの所に案内して貰ったら、ジルが泣いていた。

 フリルのハンカチで。

 懐かしい!ジルと初めて出会った時も、フリルのハンカチで涙を拭いていたね!って言ったら、めっちゃ怒られた・・・。


 私の大切な思い出の一つなのに・・・。


 で、冒頭に戻ります。


 なんかさぁ~私以外、めっちゃノリノリなんだよね。

 ルスとレイナは生地やリボン等の色とかを決めてて、ロワとジルはデッサンを仕立て屋さんと話してる。


 何気にジルさんったら、仕立て屋さんに「あなたセンスが良いわね!」とか言われてるし。

 あージルも仕立て屋さんとか、仕事と趣味が似たような人っているでしょ?そんな人と結婚したら良いのに。


 因みに、採寸し終わった私はソファにてお茶を飲んでおります。

 えぇ、私の仕事は終わりましたよ。

 ジルがデッサン画を見せてきてコレとか、コレは?って聞いてくるし、レイナにこの色は?とかって生地やリボンを見せに来るけど・・・。

 はっきり言おう。


 私には、センスがない!


 センスがないって言うか、無難な色を選んじゃうんだよね。

 前世でも、白・黒・グレーが一番服の色が多かった。

 コーディネートってなんですか?って言うくらい、服に興味が無かったと思う。

 だから彼氏も居なかったのだろうけど・・・。


 それに、自分に似合う服の色とか分からん。

 女としてやはりダメなんでしょうか?


 取り敢えず、君たちに任せるよ。

 アレだよ。

 良きに計らえ。ってやつだな。



 もう私は疲れました・・・・。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ