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公爵令嬢は振り返る  作者: こうじ
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私がこの国に来た理由

「そういえばニック、国王様はお元気?」


「あぁ、今日も元気に農作業してるよ。国王なんだしもう少しどっしりと構えてくれた方が良いんだけど」


「良いじゃない、健康が何より大事よ」


 ランタイ王国は王政ではあるがかなり変わっている。


 まず権力を王族に集中していない、独裁ではないのだ。


 法案は議会で審議されて可決される様になっている。


 一応母国にも議会はあるけど殆どがイエスマンなので機能はしていない。


 そして何より特徴的なのは国王が質素倹約をモットーにしている、という事。


 特に現国王は農業に力を入れていて自ら畑に出る、という徹底ぶり。


 国王がそれだから他の貴族も同じように自ら畑に出て作業をしている。


 何故そうなったか、というと先代国王が大失敗をして国を傾きかけたのが原因らしい。


 ニック曰く『父上から聞いた話だけど、一日の食事も食べれるかどうかギリギリだったらしい。そういうのを経験してるから今の考えに達したんだと思う』らしい。


 この考え方が私は好きでこの国に来た大きな理由だったりする。


 私は宝石、ドレスとかあまり興味無いし庭いじりしていた方が好きだ。


 こんな性格だから家族とは溝が出来たんだと思うんだけど後悔はしていない。


 持って生まれた性格なんだから変わり様がない。


 


 

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