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それは、それとて  作者: 明日


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緑ビルとホワイトセンサー










マッキーの、指導により、

2日でなれてしまった、凛さん


彼女は、やはり出来る女性だった

溜まった書類の山も、

数日で消えて行った


凛さんはこのビルの、

管理もしてくれる事になった、

私達はこのビルを

緑ビルと呼んでいる、

オーナーの私の名前が入って

呼ばれる度に

優越感に酔いしれる…


出来すぎる女性、凛さんは

今日もスマートに仕事をこなす

「緑さん、ビルの補修工事の

 書類にサインを」

「少し、劣化した部分があったからね」

「どうせなら、色をビル全部、

 緑に しようか?」


書類に目を通さず、サインだけして

凛さんに言った、暖かい午後…


「少しは、目を通して下さい

 それに緑色のビルは、嫌です」

「ねぇ、真希ちゃん」

「緑色のビルは、流石に…」

笑っていた…


並んでのんびり紅茶を、嗜む女性達

14時にして、やる事は無くなったみたいだ。


……あっ、私は今気づいた

「二人共、それって自分のパソコン

 だよね? 」


「そうです」「そうですよー」

二人は私物で仕事をしていた


あい、痛たた、私の中の、

ホワイトセンサーが、警報を鳴らした


「ごめん、気が利かなかったよ

 パソコンを買いに、行こう」


二人共使い慣れた、自分のだから

良いと言ったが、ホワイトセンサー

が許さない

「じゃあ、プライベートで使う方

 買いに行こう」


今使い慣れてる方を

仕事用に使う事になった、

したがって残りの

時間は、ショッピングだ



二階建ての家電量販店で

この時間から、仕事中に買い物は

気分を高揚させた


最新のノートパソコンを二台買った

高かったが、必要経費、問題無い


「緑さん、ありがとうございました」

「良いよ、気づくのが遅れたからね」


「ありがとうございました」

「いえ、いえ」


笑う二人を見て満足した

若い綺麗な女性に貢ぐ、おじさんの

気持ちを、悪くない、そう理解した

鳴り響く、ホワイトセンサー

警報を解除した。


車に乗り込み、三人で談笑しながら

帰っていると、マッキーが不意に

「緑さん、歓迎会しましょうよ」


……あい、痛っ、

ホワイトセンサー、また

「キュインキュイン」

警報を鳴らし出し

マッキーの歓迎会もやって無かった…

長く一人で、仕事をしていた私は、

気が利かない自分を悔いた


マッキー、凛さん今日時間ある?

凛さん「特に予定は、ないですが」

マッキー「私も、大丈夫です」


「じゃあ、今日やろう」

「明日休みだし、丁度いい」


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