表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
それは、それとて  作者: 明日


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

73/129

知恵ある主








昔、四つの山には、それぞれ主がいた。

互いに干渉することなく、平穏が保たれていた。

しかしある時、

一つの山の主が、自分の山だけでは飽き足らず、

他の山に色気を見せた。

だが、その主はまだ若く、

大猿に叩きのめされた。


ぼろぼろの身体で、倒れる寸前のところを逃げ帰り、

再び、しばらくの平穏が戻った。

――だが、その物の怪は諦めなかった。

傷を癒し、力を蓄え、

再び大猿に挑んだ。

死闘の末、


何とか大猿は、再びその物の怪を追い返すことができた。

だが……大猿も傷は深かった。

しばらく体を休めざるを得なかった。

その去り際、物の怪は言った。

「四つの山を、我が物にする」

「次は、必ず大猿を倒す」

大猿は思った。


次は、自分が負けるかもしれない、と。

力をつけ続ける物の怪に対し、

大猿は二つの山へ話を持ちかけた。

――座敷わらしの山。

――狐の主がいる山。

それぞれの主は言った。

自分の山が荒らされるのは気に食わぬ

その物の怪が現れた時は、手を貸そう、と。


こうして三つの山の主は、

それぞれの山に目を置いた。

いつ目覚め、動き出すか分からぬ

その物の怪を監視するためにも。

何かあれば、すぐに対応できるよう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ