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ずっと大好き  作者: seia
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【4】文通

 もっとコアなファン友達が欲しく(学校の友達はそれぞれ好きなバンドが違かった)、当時出会いの手段が手紙でしかできないというもので、私は雑誌で懸命に探した。


 そして出会ったのだ。


 彼女とはニ~三年ほど文通させていただいた気がする。


 たくさん彼らのバンドについて情報をやり取りさせてもらったり。色んなことを教えてもらい、嬉しさとともに野望が広がる。


 彼女は東京で、私の住んでるところから新幹線で2時間ちょっと。


 どうにか距離が埋まらないものか? 彼らに会いになんとか行けないか? と。


 今から考えると幼稚な考えであるが、当時は本気であった。

 彼らに出会えるべく、東京方面に進学を決めたのだ。

 血反吐を吐くような思いをしながら、月に何度か東京方面へ出向き、彼らのライブに行くことができますように、と願ったりもしたのだが、人生そんなに甘くはない。

 進学のためにお金を出していてもらっていたので、東京方面に出向いた時、ライブに行くとかあり得ないことだったのだ。時間も限られていたので余計にだ。


 しかし二度ほど、文通していた彼女と出会うことができたと思う。(少し記憶が曖昧になってきている)志が高い方で、アーティスティックな彼女でとても眩しくて美しかったのを思いだす。

 彼女からの手紙はもうないけれど、彼女からもらったサインカードは今もなお大事にとっておいてある。


 そして月日は流れ、彼らがお茶の間に浸食してきたのだ。


 浸食が始まる。それは、お金をかけた全国公演が可能になったことを意味していた。


 東京方面に進学が決まる少し前、仙台でライブすることを知った私は文通していた彼女に連れられて、参戦することができたのだ。

 まさかそのライヴ参戦が彼ら全員を同じステージで見る最初で最後になるとは夢には思わなかったのである。



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