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DX変形合体トライギガスG S.アリスガワ・タツキ

 私《タツキ》も制作を手伝っていたアルミラたちの新型! 未だカンセーせず! でもあとちょっとで出来るはず!


 ならば!


「我らアリスガワ三姉妹が、新型カンセーまでの時間を稼いでやろう! お前たちに敗北したあと、さらに改良を加えたトライギガスでな!」


 私の言葉にライカとトモエも続く!


「新型の力を見せるに良い機会なのだわ」


「海、海……今日は私も活躍できる気がしますぅ……」


 私たちの視聴者も盛り上がる!


《かつての敵は今日の友!》


《ライバルのために時間稼ぎを買って出るとはさすがタツ姐だ》


《これぞアリスガワ三姉妹よッ!》


 ……で、アルミラはなんかうさんくさいものを見る目をしやがった!


「……えー? あなたたちに任せるの、なんか不安なんですけどー?」


「む、むっかー!? 言ったなー!? 見てろ見せてやるタツキたちの力ー! ライブスタート! 行くぞ飛竜号G(グレート)!」


「ちょ、ちょっとタツキ!? まだ視聴者さんが集まりきってないからいますぐ動くのは……ってもう呼び出しちゃったししょうがないわね! ライブスタート! 駆けなさい、雷獣号G(グレート)!」


「ら、ライブスタートぉ……起きて、海皇号G(グレート)……」


 現れたるは我らのトライギガス! ……に、合体する前の3機のEDA!


 赤青黄色、それぞれの愛機に飛び乗って、我らは街を守るべく出撃するのだ!


「ライカ! トモエ! 合体するぞ!」


「キリフダは最後まで取っておく、ではなかったの?」


「ふはははは! パワーアップしたトライギガスはもはや合体形態が基本! キリフダはそのうえで仕込んであるからな! というわけでシステム起動!」


【SYSTEM TRI GIGAS:ACTIVE】


 画面に表示されるシステム起動の表示! トモエに「システム」が誤字ってると言われたのでちゃんと直したぞ! システム起動と同時に我らのEDAは戦闘機に変形! さらに合体! 完成するは、


「超三神合体! トライギガスG(ジー)・ドレイク!」


 パワーアップしたトライギガス!


《パワーアップしてもかっこいいなトライギガスは!》


《ロマンがあるな!》


《さすがアリスガワ三姉妹! これぞアリスガワ三姉妹!》


《あのー、ひとつ気になったんですけど》


「む!? なんだジンモンか!?」


《質問です。……合体形態の名前『トライギガス』じゃなくて『トリギガス』でしたよね? 変えたんですか?》


「…………だって、T、R、Iって書いてTRI(トライ)って読むとは思わなかったんだもん。TRI(とり)って読むんだと思ってたんだもん」


「私たちもまさか読み間違えで命名されているとは思わなかったのだわ……『トリ』ギガスって響きにこだわりがあるのかと……」


「タツキちゃんはまだローマ字読みが限界ですぅ……」


《あ、そういうことで……》


 自分の間違いを思い出して恥ずかしくなってきた。マンションが下がる……いや!


「……落ち込んでいる場合ではないな! いくぞライカ、トモエ、トライギガス、そして視聴者さんたち!」


《イイネだ! イイネを送れ!》


《視聴者がまだ少ない! 俺たちで支えるのじゃ!》


《うおおおおおおイイネエエエエエエエエエエ!》


 わずかだが、トライギガスGドレイクに集まるイイネ! EMOリアクターを起動させ、イイネをENに! そのENで使う武器は、Gになって追加された新武装!


「トライギガスG! 砲門開放!」


《おおっ!? トライギガスの頭部が!? 口の部分がガパっと開いた!?》


《口の中に仕込まれているのはトライギガスの新たな武装! ビームを放つビーム砲!》


《トライギガスのビームゆえ、ついた名前は!》


 私は操縦桿のトリガーを引くと同時、その武器の名を叫ぶ!


「ギガスゥ、ビイイイイイイイイム!」


《火を吹くように放たれたビームは超威力!》


《EDAモドキ程度の装甲、貫けないわけがない!》


 私の狙った敵の胴体へ、ギガスビームは一直線! 熱い光に穴を開けられ、カニみたいな敵は機能停止! さらに次の敵を、そのまた次をと、ギガスビームで狙い撃つ!


《さすがタツ姐だ! 射撃の命中率が半端ないぜ!》


《三姉妹いちのスナイパーは伊達じゃない!》


《……なんで狙撃が得意なのに空戦『格闘』型の飛竜号担当なの?》


《でっかい武器をぶんぶん振り回すのカッコいいからに決まっとろうがァ――――ッ!》


《ぶっちゃけタツ姐が陸戦射撃型の雷獣号、ライちゃんが空戦格闘型の飛竜号に乗ったほうが強いとはずっと言われています》


「タツキ! ギガスビームはEN消費が大きいわ! 撃ちすぎると厳しいわよ!?」


「むっ、そうだな! ならば必殺のギガスアックス!」


 今度はトライギガスに大斧《ギガスアックス》を構えさせ、突撃! カニみたいな敵は見た目通りにちょっと硬い! でもこっちはあっちより大きい!


 背の高さを生かして頭上から大斧を振り下ろし――、


「ぶった切る!」


 撃破! ぶんぶんと大斧を振るうたび、敵が次々に真っ二つ!


「ふはははは! このパワーこそ『G(グレート)』の証明! マステマがなにするものぞー!」


「ちょっとタツキ! あんまり調子に乗ると……」


「う、後ろ、敵が近づいてぇ……!」


「げっ!?」


 レーダーを見たら真後ろに赤い光点! やばー!? その時、黒いEDAがトライギガスの背後を駆け抜けた! 赤い光点が一瞬で消滅!


「いまのは……えっと、大鴉(オオガラス)!?」


『タツキちゃん、大丈夫?』


「ヒノワか! うむ、助かった! カンパ!」


『感謝、じゃないかなぁ……? とにかく後ろは任せてね』


「わかった! 任せる! おねがいしまーす!」


『おっと、私たちも手を貸そう』


「む!?」


 音声チャットと同時、レーダーマップには味方を示す青い光点がどんどん増える!


 知らない女の人の声! 誰かと思ったらヒノワがその相手の名を呼んだ!


『タクトさん!?』


『ようやくストレージの装備換装が終わった。対潜装備とデータの力で手を貸そう』


『アタシら人喰兵団もいるからね! ……ねー、アナー♥』


『ん! アナたち、えーと、まちをまもるため、がんばる、です!』


『ヒャッハ――――ッ! 海王星にもリーダーのかわいさと、ついでに人喰兵団の名を轟かせてやるぜェ――――ッ!』


『対潜火炎放射器の試し撃ちじゃああああああ!』


 急な襲撃に混乱していたプレイヤーたちもようやく準備を整えたらしい! 海岸線に次々とEDAが現れ、マステマを迎撃していく! 中には海に飛び込むEDAも!


『ふむ、スターフィッシュ系のEDAが多いね。さすが海王星だ』


『タクトさん、スターフィッシュ系って?』


『海王星で使われているEDAだよ。ここはほとんどが海の星、それにあわせて水中戦に強く作られている。反面、陸や空での戦いは不得意だがね。……ちなみに、『人の手』を持つ潜水兵器だから、その名前が『ヒトデ』を意味するスターフィッシュになっているらしいよ?』


『ダジャレなんですね……』


 そう、そのスターフィッシュ系のEDAが飛び込んだあと、海はどんどん騒がしく! 波が次々に浜辺へと押し寄せてくる! 陸の敵は数を減らし、プレイヤーがユウセーに!


「ふはははは! 我らの前に敵はなしだ――――ッ! えいえいおー!」


 と、私がタキノコエ? を叫んだ、その時。


『――敵ならまだまだここにいますえ? うふふ』


『戦闘。開始』


 また知らない女の人の声が、音声チャットから聞こえてきた!

●トライギガスG・ドレイク

HP:7800

EN:380

装甲値:1300

運動性:95

移動力:7

特殊能力:EMOリアクター(大) サブEMOリアクター(大)✕2 分離 変形

空:A 陸:B 海:不可 宇:B

機体サイズ:LL

操縦者:アリスガワ・タツキ


●武装

・ギガスアックス

 攻撃力4100 射程1


・ギガスビーム

 攻撃力4800 射程1~5


開発者コメント

「トライギガスのパワーアップ形態! グレートなトライギガスなのでG! ビームも搭載できたぞ! やったー! ……えっ? 前の機体は『トリ』ギガスだった? ……だってTRIの読み方がトライだなんて思わなかったんだもん……タツキわるくないもん……」

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