ある日、どこかの異世界で
現実は小説より奇なりと言うが。
ある日、何処とも知れない世界に叩き落とされ言葉も通じず
日々の糧すら儘ならないと言う現実。
ただ死ねないと言う理解不能の能力。
餓えもするし、傷がつけば痛みもある不老不死、洒落にならん能力。
悩んでも仕方ないのでジェスチャーなどで警官らしい人に助けを乞う。
どうも異世界漂流者は、たまに確認される存在らしく色々検査をされ、社会に適応出来るように訓練された後に就職をする流れらしい。
役人対応が日本より進んでる!
物覚えは良い方ではないが、何、時間だけは腐る程ある。
幸い言語は、四〜五ヶ月で覚えられた。
人間、必死になれば何とか覚えられるんだなぁと思う。
色々仕事をして、たまに、水不足などで隣国との殺し合い。
ダンバ◯ンとかの異世界に近いなあ。
良く日本の知識で自分の生活を、改善とかあるが現実としては、まぁ無理だ。
イセカイだって言っても無知ではありえない。
肥料だって異世界固有の巨大ミミズを使った腐葉土作りなどで、寧ろ日本より良い有機肥料はある。
ライトノベルな展開など有り得ない。
彼方にあって、此方に無いものなどないようだ。
寧ろ人が乗れるパワードアーマーなどがあり、疑似人格搭載で魔法も使うので此方の方が進んでいる位だ。
軍事技術の民間転用の好例だな。
進んだ科学は魔法と区別出来ないって、ドコゾの作家が言ってたが、正しく科学と魔法の共存世界。
そんな世界だが人種も雑多で魔族 亜人族 獣人族などがおり、
魔族は地球等では悪と考えられているが、此方では、その考えは、種族差別だと、考えられている。
人族などは平均種族なのだが、好奇心が他の種族より強い為、歴史的に、色々ヤラカスようだ。
主に違法召還実験などで、竜の亜種や知的生命体等を違法に召還し、その知識を教示して貰い自分の知識欲を、満たす事に心血を注いでいると言う困った人々と言う感じ。
そんな人族の実験の中でも特に禁忌に触れるモノは召還術カテゴリーに入る勇者召還である。
勇者召還はこの世界に異世界から侵略神、若しくはその使徒が進攻してきた時に使う術で普段使おうとしても、この世界の神々は異世界から決戦兵器たる勇者の介入は世界秩序を乱すと、言う理由で認められていないのだ。
人族はソレが我慢ならないようだ。
喉元過ぎれば熱さ忘れるではないが、何十年経てば、自分は失敗しない等と思い込みヤってしまう。
主に勇者召還などのミスで、邪神など異世界の脅威を召還をしてしまい、知的種族が、合同でソレ等を駆除と言う流れらしい。
そんな事を多々ヤラカしているのに、正直言って人族が滅ぼされない理由が解らない。
なんだかんだで、第二種強化作業服許可免許を戦争に出たお陰で、取れたし、食いっぱぐれはないのが正直助かる。
どうも俺が流れ着いてから十年して、と、ある研究都市がヤラカして、前述の邪神が出て例の検査で第三種不死認定が引っ掛かって、徴兵されて後に第十二次邪神戦争に出たわけだが、死なないだけで、ブッチャケ精神はシロウトなので、味方が細切れになって、ふっ飛んだり、アレの下僕的なバケモノがPAごと俺を食ったりと、トラウマ続出で最後あたりは味方の死体の山があっても平気でメシを食えるくらいには狂っていた。
不死って言っても三種なので、細切れになってから再生するまで生き返るまでが、身体中が焼ける様に痛い。
再生と言うより新生の方がシックリくる。
何回か、そんな目に会えば相手に対する攻撃性も同じ自分が殺したのか?ってくらい残忍に下僕を屠殺していた。
戦争が終わってからは社会復帰プログラムで二年はかかった。
話は邪神戦争から十年近く経った頃から始まる。
雨が大降りになりキャリアの運転席から、200m先に転移反応と俗に言う異世界獣(邪神の眷族)があると、PS兼キャリアの人工知能が報告してきた。
2ヶ月も拠点から離れた地区からの帰り道ではあるが、恐らく転移者は一般人なのだろう。
アルフレッドが拾った音声は日本語で若い女の声で何十年ぶりに聞いたその言葉に思わず動揺した。
雨が大降りになりキャリアの運転席から、200m先に転移反応と俗に言う異世界獣(邪神の眷族)があると、PA兼キャリアの人工知能が報告してきた。
2ヶ月も拠点から離れた地区からの帰り道ではあるが、恐らく転移者は一般人なのだろう。
アルフレッドが拾った音声は日本語で若い女の声で何十年ぶりに聞いたその言葉に思わず動揺した。
助けを呼ぶ日本語に動揺を隠しアルフレドにPAを出す事を告げてナビを頼む。
WSとは明らかに違う戦闘用の姿がキャリア内の格納庫に鎮座していてアームと各種コンセントとバッテリーケーブルに繋がれていた機体はアルフレッドによって解放されていく。
アイドリングをアルフレッドが手早く済ませ、ライフルとミサイルパック、近接武器の刀とバスターナックルを選択し、アルフレッドにSRを5機随伴するよう指示しブースターで現地に急ぐ。




