2話
さてと。
洞窟の中で目覚めた凛花はどうしようかと悩んでいた。
洞窟というよりダンジョンっぽいここは、耳をすませば明らかに人間じゃない声が聞こえる。
「異世界かな…。」
ほっぺたをつねってみる。
痛い。
よしゃー!
ステータスを選ぶのはめんどくさかったが、異世界に来れたのだ。
まあ、元の世界に未練がない訳では無いが、異世界の方が嬉しい。
「とりあえずここから出ないとね。」
凛花は洞窟の出口を探し歩き始めた。
歩き始めて10分ほどたったくらい。
「ーーーーーーーーーっ!!」
んなっ!
誰かの悲鳴が聞こえる。
悲鳴は近い。
凛花は助けに行くために走り出した。
大きな鉄扉の向こうから聞こえることがわかった。
「くうっ、あかない!」
錆び付いていて開かないのだ。
思いっきり力を込めて押す。すると、
どごおおおおおおおおおおおおおん!
ドアが根元から引きちぎれた。
「ぐええ!」
なんか潰した?まいっか。
扉の向こうは大部屋だ。
緑の怪物が振り向く。後ろには悲鳴の主の女の子かな。
『なんだお前は。この小人鬼王さまを知っての無礼か!』
「いや、知らない。」
『なんだと!楽しみの途中だったのにな、しょうがない。お前も俺のものになれ、助けてやる。』
「嫌です!(にっこり)」
誰がなるかよ。
『おのれぇぇえええ!』
走ってきやがった。後ろの女の子は気絶してるね。
さて、どうしよっか。




