第6話
第3話の魔法とスキルについて書いてある文に、3行ほど説明を足しました。
それほど重要でもなく、次の話でも触れますが一応知らせておきます。
「ううん、朝か?」
昨日昼寝してからそのまま寝てしまったのか。
「カイルー、朝ごはんいらないのー?」
「今起きたとこー」
さて、早く食べて魔法を教えてもらおっと。
◇
「「「「ごちそうさまでした」」!」!」
元々この世界には、こんな習慣はなかったが本から得た知識として俺が持ち込んだ。
「あ、二階の部屋をカイルの部屋にしてもいいんじゃないかなって思うんだけど」
「うーん、そうするよ」
「よし分かった!父ちゃんが荷物を運んどいてやろう」
「お願いねあなた」
「私もお二階がいーい」
「階段があって危ないからあなたはまだね」
「むー」
「お兄ちゃんと離れるのが寂しいなら、朝はミーナに起こしてもらおうかな?」
「そうする!お兄ちゃんは私が起こす」
「お願いね」
「うん!お兄ちゃんは私が来るまで起きないでね?」
なんだ、この気迫は?
俺は妹には屈しない、屈しないぞ!
「わ、わかったよ」
二歳児にしてこの気迫……将来は大物になるかもしれん。
◇
さーて、とうとう魔法を教わるときが来た!
「カイル、魔法を教える前にあなたには教えないといけないことがあるの。それはステータスと言って自分の強さとかが見れるものなんだけど」
「これを見れるようになるのは、なぜが三歳の誕生日をむかえた人だけなの」
なぜに三歳?
前に試さなくてよかった。
試してたら、絶対黒歴史になってたわ。
「見るにはね、心の中で念じるか口に出して言うの『ステータスオープン』って」
あ、あってた。
「さあ、やってみて?」
「分かった。」
口に出して言うのは恥ずかしいな、念じて言おう。
“ステータスオープン!”
すると、目の前に半透明のパネルのようなものが出てきた。
縦横はだいたい30×50センチくらいだろうか。
なんだか、タブレット端末みたいな印象だ。
「出てきたみたいね。それの説明するわね。今は何も表示されてないでしょ?」
「うん」
「でも、左側に丸に何かの記号がかかれたものが何個か縦に並んでいるでしょ」
確かにそれは出ている。
「それの一番上のやつを押すと……」
ポチっとな
設定画面みたいのが出てきた?
「その画面で、ウィンドウのサイズや明るさ、自動で消えるまでの時間、ウィンドウの色やテーマ、が変えられるの」
えぇー。
それまんま、スマホじゃね?
「まぁ、それは今は放っておいて……」
放っておくの?
気になるんだけど、そういうのが設定できるのを手にいれたら真っ先に設定してるから今やりたいんだけど……
「そのしたのある、丸に人の全身が書かれたやつを押すと……」
これかな?ポチっと
やっとステータスっぽいものが出てきた。
ー ー ー ー ー ー
カイル 3歳 男 レベル:1
HP:120/120
MP:210/210
スキル:隠密Lv3・鑑定Lv1・気配探知Lv2・魔力操作Lv4・
加護:女神の加護
称号:転生者
ー ー ー ー ー ー
おぉー。
わりと多くのスキルがある気がするのだが、これはすごいのか?
「説明すると、上にあるレベルってやつはその人の強さを表しているの。レベルの限界値はまだ確認されてないわ。普通に暮らしている村人だいたい20くらいかしらね」
そうなんだ。まあ、レベルが1でもまだ魔物と戦ったことないから仕方ないよな。うん。
「レベルをあげるには、魔物とかの魔力を持つ生物をを倒したりすると、経験値っていうのがたまるの。これを得るとレベルがだんだん上がってくるの」
「次にスキルっていうのは、その人の持っている才能みたいなものなの」
「ウィンドウは他人に見せようとすれば見せられるんだけどまだ難しいでしょうから書いてあるのを読み上げてくれる?」
「うん、えーとね『隠密』っていうのと『鑑定』っていうのと『気配探知』っていうのがあるよ」
「あら、斥候に向いてるスキルが多いわね。それに、『鑑定』を持ってるなんて!これで将来は安泰ね」
斥候っていうより暗殺者向きだろう。
『鑑定』を持っていてもさほど驚かないのは、持っている人が以外に多かったりするからなのか?
そうだとすると、称号を隠すためのスキルとかが欲しいな。
『魔力操作』は毎日してたあれのせいだろうしこれから手にいれるもののはずだから言わなくていいや……
「スキルは10が最高レベルなのよ。頑張ってスキルを使って、レベルをあげていきましょう」
「うん!」
「さてと、じゃあ魔法の練習を始めましょうか」
やっとだ。やっと魔法が使えるように…
◇
初日の練習は魔力を捉えるところから始まり、少し動かしてみるくらいで終わった。
できるところまで、見せてもよいが基礎はやっておいて損はないと判断し見せずに終わった。
それでも、母さんにとっては十分驚きを与えたみたいで仕事を終え帰ってきた父さんに嬉しそうに話していた。
最初のうちはやはり魔力の操作などが中心になるようでつまらなかったが、最初のうちは大人しく練習をしていた。
しかし、一週間少しずつ上達していくように演じるのは大変だった。
とてつもなく、精神を使った。母さんたちが見ていない時に練習をしている風を装い少しずつ違和感を覚えさせないように頑張った。
しかし、さすがに耐えきれなくなった俺は魔力操作のスキルを取得しレベルが上がったということにして次の練習をしたいと言った。
一週間持ったのはいいほうだと思う。
『魔力操作』のレベルも上がったし、悪いことはなかったと思う。
それにしても、レベルってのは上がっていくとレベルアップまで時間がかかるものだと思っていたんだが、子供特有の成長率のよさが関係してるのか?
早く父さんに短剣の扱い方を習えば、レベルが早く上がるかもしれない。
しかし、剣というのは金属でほとんどができているためこの体には重い。
まずは、体力と筋力をつけようと思い最近は外で遊んだりするようにしている。
ミーナやノエルと遊んでいると、笑うことが増え両親が微笑ましそうによく見ている。
「カイルー、遊ぼーよ」
今日もきたか、そんなに暇なのだろうか?
「ノエル、遊びにいくか?」
「もちろん!」
「母さん!行ってきまーす」
「暗くなってきたら帰るんだよ」
「わかってるって」
明日からは、魔力操作以外の魔法の練習が始まるんだから危険なことなんかしないよ。
さぁ、遊びにいってきますか!




