番外編 ユグルとフラニーの出会い ~打ち上げにて~
少し、2人のなれそめを書いて見ました。
コスプレイベントの打ち上げに呼ばれたユグルは、最初は、断っていたがアマタに無理やり連れてこられて、今は、退路を断たれ流れに任せるしかなかった。
会話の内容が片寄っていて全くついていけてないユグルに話しかけてくる女性がいた。
アマタの紹介で知り合ったフラニーだった。
「ユグルくん、ごめんね、付き合わせちゃって。」
「いや、いいよ。 それより、皆コスプレやアニメの話で盛り上がってるよ?」
「いいの。 ユグルくんは、何か好きなモノないの?」
「う~ん、動物かな?」
「そっか動物、私も大好きだよ!」
「あの毛並みが良いよね!」
(もふもふ的な意味で)
「そうだね、綺麗な毛並み程良いよね!」
(毛皮的な意味で)
「そうそう! 俺、将来的には、実家の喫茶店継ぐと思うんだけど出来れば色々な動物飼いたいんだよね!」
(ペット的な意味で)
「あ、私も動物イッパイ飼いたいって思ってたんだ!」
(家畜的な意味で)
「俺は、兎が好きなんだけどフラニーさんは、どの動物が良い?」
(飼うなら)
「う~ん、私は、ミンクかな? 将来的には、クマとかも?」
(狩るなら)
「クマか~、夢が有って良いね! 俺も小さい頃は、ホワイトライオンとか夢見てたよ!」
「ホワイトライオン! カッコイイね! 私達気があるね!!」
(ユグルくんは、ホワイトライオン狩るつもりなのね!)
「そうだな!!」
(俺とここまで動物について話せるヤツは、初めてだ!)
お酒も入っている事も有り、2人は、意気投合して、互いにひかれあう様になっていった。
そして、すでに後戻りできない所まで来た時にフラニーが自分とは違う意味で動物が好きと言っていた事に気づいたのだった。
具体的には、婚約など。
それに喫茶店では、ジビエ料理も出しているので戦力として有りなのであった。