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第11話 スキル習得

祝!累計1万アクセス!

作者の完璧自己満足で書いているのを読んでくださってありがとうございます。

評価、ブックマークをしてくださった方に多大なる感謝を!

 ヤバイ!やっちまった!!!

 木刀がはじけ飛んで、レティナットさんも一緒に数メートル吹っ飛ぶがすぐに体制を立て直す。

 レティナットさん自体は元気そうにピンピンしていたので安心した。

 

 スキル:【剣術】を習得しました。

 スキル:【回避】を習得しました。


 やった、念願の剣術を手に入れた。

 しかも回避まで覚えてありがたい。

 「一体、今の何だったの!?」

 木刀を手から離したことで元に戻ったのか、いつものオネエ言葉になっている。

 オネエ言葉が気持ち悪いと思っていたが、さっきの人格の変わりようを見た後では妙に安心するというかほっとした。

 レティナットさんは折れた木刀を手に持ち首を傾げている。

 さっきは回避して攻撃することに集中していたから手加減出来なくて、思いっきり剣を振り切ったので木刀が耐え切れず折れたんだとは思う。

 レティナットさんがちゃんと木刀で防いでくれなかったら俺は今頃殺人犯になっていただろう。

 危なかった…伊達に元Aランクじゃないらしい。

  

 「凄いわネ!木剣が真っ二つになるなんて一体リュートちゃんどんな力してるの!?さっきの攻撃物凄く重かったし、このアタシを吹っ飛ばすって有り得ないわ!」

 「いや、まぐれです」

 そう答えるしかないだろう。

 何とかそれで納得してもらえないと困る。

 「そうかしら?アタシの腕も鈍ったものネ。でも初心者なのにアタシから一本取るなんて凄いわヨ。ところでスキルは取れたの?」

 「はい、剣術がちゃんと取れました」

 「そう、それは良かったわネ!アタシ手加減して剣術のスキル使わないでやってたけど、ちゃんと使えば良かったかしらネ」

 剣術のスキル使ってなかったから【神眼】が発動しなかったのか。

 ってか、手加減でスキルも使わずあれだけ強いってこの人どんだけバケモノなんだよ。

 「さてと、これで【剣術】が取れたんだから冒険者ギルド長としてリュートちゃんを冒険者として歓迎するわヨ!」

 「ありがとうございます!」

 これでようやく冒険者になれるぞ!

 「アラ、アルフレッドの方も終わったみたいネ」

 メロリとアルフレッドがこっちに向かって歩いてくる。

 「ご主人様、槍術のスキルが取れました!」

 メロリがブンブン尻尾を振って俺に報告してくる。

 「良かったな、メロリ」

 俺はメロリを撫でてやった。

 メロリは嬉しそうに目を細めている。

 「アルフレッド、その子はどうだったの?」

 「イイ…」

 「え?」

 「小さな体で一生懸命槍を振るう姿がイイ…。育ち盛りのしなやかな肉体に玉のような汗がたまらない!」

 「「・・・」」

 ひぃ!!へ、変態!!!!!!

 急いでメロリを俺の後ろに隠す。

 「メロリを教えてもらってありがとうございました」

 「ああ、またいつでも待っている。そして若さはじけ飛ぶしなやかな体をまた見せてくれ」

 イヤだよ。何この変態。

 このギルドおかしな人多過ぎだよな。

 もうさっさと登録してこよう。


 俺とメロリは急いで冒険者ギルドへ戻る。

 空いているカウンターでリラさんを見つけたので、そちらへ向かった。

 「リラさん、【剣術】のスキルを取れたので登録することは出来ますか?」

 「おかえりなさい、リュートさん。それはおめでとうございます。ではこちらの用紙に必要事項を記入してください」

 「はい」

 俺はどんどん必要事項を書いていった。

 「これでお願いします」

 「はい、確認させていただきます」

 リラさんが俺の用紙をくまなくチェックし、顔を上げる。

 「大丈夫ですね。では冒険者ギルドについてお話致します。まずはランクです。ランクはS、A、B、C、D、E、Fランクまであります。リュートさんがまず冒険者として登録されるとFランクとなります。ランクアップの方法はFランクであればE、Fの依頼を10回こなすとEランクとなります。EランクになればD、Eのランクの依頼を15回こなして頂きDとなります。Dから上は冒険者ギルドが試練を出しますので、その試練をクリアして頂くとランクアップが可能となります。現在うちの冒険者ギルドで活躍しているのはSランクのパーティが1組であとAが3組、Bが今のところいなくてC、Dが一番多いですね。リュートさんも早く活躍出来るように頑張ってください」

 「なるほど。説明ありがとうございます」

 「頑張ってくださいとは申しましたが、命は一つしかありませんので無理はしないようにしてくださいね」

 そりゃそうだよなと思い俺は頷く。

 「分かりました。肝に銘じます」

 「では少々お待ちください。ギルドカードを発行してまいります」

 暫く待っているとリラさんが戻ってきた。

 「お待たせしました。こちらがギルドカードとなります」

 目の前に出されたのが一枚のキャッシュカードくらいの大きさのカードだ。

 しかも色が緑色。

 「ギルドカードはランクの色となります。上から順番に黒、白金、金、銀、赤、青、緑の順です。ランクが上がればギルドカードも更新されますのでご安心ください」

 「なるほど。だから緑なんですね」

 「そういうことですね。それから依頼を受けるときには掲示板がありますので、受けたい依頼をカウンターまで持ってきてください。依頼は基本いくつ受けても構いませんが、期限に遅れたり失敗したりするとペナルティとして罰金が科せられます。それが3回続くと降格となります。Fランクだと登録抹消となりますのでご注意ください」

 「はい」

 「討伐の依頼ですが、必ず依頼の場所で討伐を行ってください。それ以外の場所では討伐完了とはなりませんのでお願いします」

 「なるほど。分かりました」

 まあなるべく沢山の依頼は引き受けないで地道にやれば良いし、無理そうな依頼だったら最初から受けなきゃいい。

 「説明は以上となりますが、何か質問はございますでしょうか?」

 「いえ、分かりやすい説明でしたので大丈夫です」

 「分かりました。ではこちらからの冒険者の登録は以上で終了となります。もしこれからも分からないことがございましたら、何なりとお申し付けくださいませ」

 「ありがとうございました」

 俺達はお礼を言って冒険者ギルドを後にする。

 外へ出ると辺りは夕焼けだったが、急いで行けば間に合うかもしれないので南門へ向かう。

 もちろん仮の身分証を返し、新しい身分証を見せるためだ。


 俺とメロリは駆け足で行ったら閉門にぎりぎり間に合ったみたいだ。

 「すいません!仮の身分証を返しにきました!」

 俺はメクソンさんを見つけたので、彼に返すことにした。

 「おお、お前はいつぞやの…リュートだったか?」

 「はい、そうです。その節はお世話になりました。こうして身分証も発行できましたのでお願いします」

 「おお、そうか。良かったな。では確認しよう」

 俺はメクソンさんに仮の身分証と冒険者ギルドカードを渡す。

 「うむ、確認できたのでカードは返そう。銀貨も5枚返すので待っていてくれ」

 暫くするとメクソンさんが戻ってきて俺に銀貨5枚を返してくれた。

 「これからはちゃんと無くさないようにするんだぞ」

 「はい、これからはちゃんと気をつけます!ありがとうございました!」

 メクソンさんにお礼を言って南門を後にした。


 宿屋に戻り、寝る前に俺は自分のスキルを確認した。

 【剣術】も【回避】もちゃんとスキル覚えてて良かった。

 メロリも鑑定したらちゃんと【槍術】を覚えていた。

 よくあんな変態から学べたもんだ。

 俺は剣術を習得するまでにしこたまレティナットさんにボコられたが、メロリは傷一つついてなかったので早々に覚えたんだろう。

 獣人というだけあって普通の人間より身体能力が高いみたいだし、戦闘に関しても才能がありそうだな。

 スキルも取ったし明日から冒険者としてやってみるか!


 翌朝マリーナさんに二人部屋に移ることをお願いし、お弁当を二人分作ってもらった。

 その弁当を無限収納アイテムの中にしまい、冒険者ギルドに向かう。

 朝の冒険者ギルドは混雑して活気があった。

 朝一番でより良い依頼を獲得するためだろう。

 俺たちも掲示板を見に行くと、沢山の依頼が張り出されている。

 その中で自分達の合った依頼を探すと、薬草採集とホーンラビットの討伐ぐらいだ。

 薬草採集はお手の物だし、ホーンラビットは南門を抜けた草原にいるらしい。

 その二枚の依頼を持って、リラさんのいるカウンターへ向かった。

 「おはようございます、リラさん」

 「おはようございます、リュートさん。早速依頼ですか?」

 「はい、こちらをお願いしたいと思うんですけど良いですか?」

 「薬草採集とホーンラビット5体討伐ですね。どちらもFランクの依頼ですから大丈夫ですよ。薬草はどこで採っていただいても構いませんが、必ず根っこから抜いて持ってきてください。品質がいいのと悪いのとでは買取金額が変わりますのでご注意くださいね。それからホーンラビットですがこちらは南門を出た草原にいます。こちらはホーンラビットの角が討伐証明となりますのでそれをお持ちください」

 ラビットっていうから兎だとは思うんだが、1羽、2羽の数え方じゃないんだな。

 「分かりました。では行ってきます」

 「はい、お気をつけて。無理は駄目ですからね」

 リラさんに手を振り、俺達は南門へ向かった。


 南門に着き、メクソンさんとエリックさんを見かけたので挨拶する。

 「おはようございます」

 「おはよう、今から依頼か?」

 「はい、ホーンラビットの討伐と薬草採集です」

 「そうか、あまり無理しないで遅くなる前に帰ってくるんだぞ」

 みんな俺のことを心配してくれるのはありがたいんだが、どうも子ども扱いだなと苦笑する。

 「はい、あまり無理しないでおきます」

 「気をつけてくださいね」

 エリックさんも笑顔で送り出してくれた。

 頑張ろう。


 まずはマップを調べて薬草の生えている所を探す。

 ここの場所から少し西に行った所に森があって、その森の中に薬草の群生地を見つけた。

 その場所は森といってもそんなに奥ではないので二人で行っても大丈夫だろう。

 今のところモンスターも特にいないし、もし現れたとしてもマップを気にしていれば赤い点ですぐに分かると思う。

 でも念のためにメロリにもスキルを使ってもらうか。

 「メロリ、先に薬草から回収したいと思うから少し回り道をする。【聴覚探索】か【嗅覚探索】は出来るか?そう言えば二つ同時にってのは出来るのか?」

 「【聴覚探索】も【嗅覚探索】もメロリは犬族なので同時発動出来ます。犬族が特化しているスキルなのです」

 メロリがちょっと自慢げにペタ胸を張る。

 なるほど、犬族特化型のスキルだったのか。

 「それなら同時で発動頼む。」

 「分かりました、ご主人様」

 メロリはスキルを発動したみたいだ。


 スキル:【聴覚探索】を習得しました。

 スキル:【嗅覚探索】を習得しました。


 俺にも習得出来るスキルだったのか。

 早速使ってみることにして、まずは【聴覚探索】を発動してみる。

 どうやら【聴覚探索】はかなり遠くの音まで認識出来て、聞き分けも可能だ。

 ほぼ360度の音の方向が判別出来る。

 これは…初めてやるとビックリするな。

 こんなに聴覚が良いと確かに急に爆発音など聞いたら耳が壊れる。

 細心の注意は必要だと思う。

 【嗅覚探索】も発動してみる。

 これはかなりキツイ。

 聴覚と同様遠くの臭いまで認識できて、嗅ぎ分けが出来る…が正直刺激臭などがしたら気絶しそうだ。

 メロリは大丈夫なんだろうか?

 「メロリ、【聴覚探索】や【嗅覚探索】を発動して辛くは無いか?」

 「??大丈夫です。犬族は生まれた時から他の種族よりも聴覚や嗅覚が良いので初めにコントロールする事を覚えます。今もコントロールしているので辛くないです。ただ、急に耳元で大きな音が鳴ったりするのは怖いです…」

 ああ、メロリは爆発音で難聴になったんだもんな。

 それは怖いだろう。気をつけてやらないといけないと思った。

 「もしちょっとでも大きな音がしそうだったらスキルを使うのを止めていいからな」

 「はい、ありがとうございます。ご主人様」

 「じゃあ行こうか」

 「はい。ご主人様、ここから少し西の方に薬草の臭いがします」

 「じゃあそちらに行こう」

 凄いな、このスキル。

 俺もスキルを使っていたらそのうちコントロール出来るだろうか。とりあえず、スキルを発動したままにしてみることにする。

 初めは慣れなくて辛かったが、熟練度が上がってきたのかコントロール出来るようになってきて扱いやすくなった。

 しばらく歩いていると森が見えてくる。

 そこで待っていたのは森の奥から数十頭のワイルドボアとそのワイルドボアの先頭を必死な形相で走っている男の姿だった。

お読みいただきありがとうございます。

スキルについてこちらに書いておきます。

今の現時点11話が終わった時点で

スキル一覧

 【錬金術】熟練度:★10

 【奴隷商人の心得】熟練度:★ NEW!

 【剣術】熟練度:★ NEW!

 【回避】熟練度:★ NEW!

 【聴覚探索】熟練度:★3 NEW!

 【嗅覚探索】熟練度:★3 NEW!


 <固有スキル>

 【神眼】常時発動 一度見たスキルなどを完璧に覚える

 【経験値20倍UP】常時発動 経験値が人の20倍の速さで上がる

 【熟練度20倍UP】常時発動 熟練度が人の20倍の速さで上がる

 【鑑定】全てにおいて調べることが出来る

 【作成魔法】オリジナルの魔法が作成できる

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