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転生幼児カイトがいく! 愛されながら異世界を変えちゃいます! ~みんなの笑顔が世界を変えていく~  作者: あんり


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48話 カイトの訓練

がんばって、ますっ!チャンチャン

耐えて、ますっ!チャンチャン

ボクは、強く、なりたいです。

うっほ、うっほ、うほほのほ~♬


さぁ、今日も30分走ったよー、頑張ったよー。おーえんだんちょっ。褒めてちょっ。


初めはさ、キツかったよ、けど、だんだん慣れてきて、少し余裕出てきたよねー。


つい、走りながら歌っちゃうもんねー。


もう一周!

耐えて、ますっ!

がんばって、ます!


あれ?逆になった。

もーいっかい最初からっ。


がんばって、ますっ!チャンチャン

耐えて、ますっ!チャンチャン

ボクは、強く、なりたいです。

うっほ、うっほ、うほほのほ~♬

お、に、のっ、ルークだんちょーは

おーえん団長だ、フレーフレー!


お!何だか楽しくなってきたぞっ。


「随分と楽しそうな歌を歌ってますね、カイトお坊ちゃま。歌を歌うなんて余裕おありだとお見受け致しました。では、あと10分追加しましょー」


「えーっ、そんなー」バカなー!


「あ、ルーク団長、ボク、母上に呼ばれてるから、今日はおしまいねっ」


「そうでしたか?奥様にお呼ばれなら、今日はここまで、明日から10分足しますからね」


「えー、なーに?聞こえないよ~」


「坊っちゃま、早く強くなりたいんでしょう?たった10分増えただけじゃありませんか?頑張らないと強くなれませんよっ」


って、セバス、また、いつの間にー。

わかったよ、頑張るよ。

僕は、冒険者に、なるっ!

言ってみたかったんだよね~!

違った、ボクは、強く、なる!


「そうだね、強くなるためには頑張らないと、まだ、父上から外出許可頂いてないからね」


そーですよ、カイトお坊ちゃま。

強くおなりなさい。そして、坊っちゃまの夢ありますよね?エルフの長でしたか?

あの日、あの時、あの場所へ、行かれるんですよね、楽しみですねぇ。


「そぅ、その通りでございます。では、私はお先に、奥様のところに参りますね」


スン!


あ、セバス、相変わらず早っ。


「ルーク団長、今日もありがとうございました。明日もよろしくお願いします」


「はい、坊っちゃま。お疲れ様でした。また明日楽しみにしてますよ」


「はーい」


カイトお坊ちゃま、まだ4歳なんだよな。


私が坊っちゃまを鍛えるよう旦那様から言われた次の日から、坊っちゃまの体力が知りたくて、まず走らせてみたんだよな。


体力のない小さな子どもだから、多分すぐ音を上げると思ったさ。


なのにだ!5分たって、10分過ぎ、そしたらいきなり30分走ったよ。


あれは体力あるってーもんじゃねぇ。


まあ、かなりバテてていたけどな。


驚くのはこれからだったさ。

しかし、ありゃ大したもんだ。

まだ走り始めて2週間だ。

なのに歌う余裕まで出てきたなんてな。

体力バケモンか?


いや、さすがは旦那様、いや、マーシュ辺境伯当主のご子息だ。


ダウニー様は戦場で敵の一軍を単独でなぎ倒したバケモンよ、孤高の大魔神だ。きっとカイト坊っちゃまはダウニー様に似たんだろうよ。


将来が楽しみだ。

ちゃんと鍛えて差し上げなければ。

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