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転生幼児カイトがいく! 愛されながら異世界を変えちゃいます! ~みんなの笑顔が世界を変えていく~  作者: あんり


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203/269

203話 興味深い男からの危機感

パパと話し合い。


「ねぇ、パパ。スライムのことで集めた人をどうするの?」


「ああ、集まった人には、これからのスライム産業で働いてもらおうと思っている。囲ってしまう方がいいだろ。これから忙しくなるからな。今の給金より多く払って製法(イカルンミソで増殖)、材料(スライム)など口止めだな。」


「そうだねー、材料も製法もバレたくはないよね。いずれはバレてしまうかもしれないけど、しばらくは独占したいよね」


「ああ」



その日の午後。

謁見室に集まった、清掃員たち。1部家族だろうか?私はセバスと共に彼らの前に立つ。


「皆、集まってくれたな。急に呼び出して悪かった。」


何を言われるのか、少し戸惑っているようだ。


「実は、君たちに新たな仕事を与えるためにここに集まってもらった。」


「新しい仕事だって?そりゃまた突然過ぎやしませんか?」

「そうですよ、領主様。俺たちにも仕事があるんだ。急に新しい仕事って言われてもっ」

「どんな仕事かわからねーうちに、了解はできねーでっせ」


「「「「「「「あー、そうだそうだ」」」」」」」


戸惑いや反発心が飛び交う。


「今から説明をする。皆静かに」


セバスの人を従わす低音の声に一同は黙り込む。


「悪いな。実はスライムを使った事業をこれから始めるんだが、その仕事はかなり大掛かりな仕事になるので、それで皆に手伝って欲しいのだよ。」


「スライムだと?なんだ。何がある」

「昨日のスライム大量発生したことに関係あるのか?」

「何ができるんだ?あの雑魚魔物だろ?」


疑問が飛び交う中、


「なあ、みんな、領主様の話をもう少し詳しく聞いてから判断したらどうだ?」


「ああ、そうだな」

みなが頷く。


しばし落ち着くのを待つ間私は先程、私の話を聞こうと言った男を見る。

背が高く、がっちりとした筋肉質の30代半ばの男だ。先程からこの男の雰囲気は人を従わす力を持っている。場をまとめる人材かもしれない。


「昨日見た者、その話を聞いた者が実は今集まっている君たちだ。スライムでの事業についての詳しい話は、この後に他の者から説明がある。よく聞いて、よく考えて答えを聞かせてくれ」

「では、セバス頼んだぞ!」


「承知しました、旦那様」

「まず、スライム事業は新しい産業になる。この仕事を引き受けるにあたり、引き受けた者は、この事業の先駆者となる。しばらく働いてもらい、いずれはこの事業の指導者になってもらいたい。指導者になれれば、臨時給金も弾むそうだ。そして給金もあげる予定だが、ただこれには査定があるから誰もが該当するとは限らない。」

「そして、ひとまずの月の給与だが金貨3枚とする。」


「「「「「おぉぉぉー」」」」」


「それと、契約魔法を結んでもらう。これはここにいる全員だ。もし、契約を破ったものは」


「破ったものは?」


「針千本飲ますからなっ」


「針千本?うあ、えげつねぇ」

「それだけ重要って事だろ?」

「千本も飲めねーぜ」

「契約破らなければいいってことじゃねーか。真面目に行こうぜ。なぁ」

「だな」

「おう」

「違いねぇ」


またしてもさっきの男だ。

後で個人的に話してみるか。


「では、皆さん、契約しますね」


セバスが順番よく契約魔法を交わしていく、最後にあの男だけ。


「領主様、聞いていいですか?」


なんだ?私はこの男に興味が湧いてきた。


「なんだ」


「これからこのマーシュ領はどうなっていくんですか?急に騎士団の訓練が強くなったと聞いた。隣国がきな臭いとかも商人が話していた。」


「そんな中、このマーシュ領は、祭りなんて始めて、祭りには見たこともない料理が出され、トイレもあれもスライムですよね?」


「俺は街が発展することはいいと思ってます。みんなが幸せになればいいと思ってます。だけど、隣国のヤツらが攻めてきたらせっかくここまで復興して、これからもっと生活が豊かになろうしている所なのに」


「お前は何がいいたい?」


「もしかしたらまた戦が始まるかもしれないのに、祭りだ、新事業だって呑気なこと」


ダン!少し脅すつもりで机に拳を落とす。

ピキッ!力みすぎたか?机にヒビが入ってしまった。私の脅しにもこの男は動じず私を見あげておる。

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