173話 祭りの運営方法②
そのだいぶ後ろには、簡易的なトイレを並べる。
《《落し物用の落とし穴》》つまり用を足すとこにはスライム組がスタンバイ。綺麗で匂いもないことにびっくりすること間違いないね。
救護室も作ったよ。けが人病人出たら困るし、そこはグロー先生や、そのお弟子さん達、つまり医者の卵の方々が待機することに。
あとスピーカーが欲しいなーって考えていたら、スピーカーはなんだと言われ、声を遠くまで届けるものって説明したら、なんでも風魔法で遠くまで声を届けることができるらしい。けど、それは全ての人ができる訳ではなくて、騎士団の伝令役がその役目を果たすらしい。当日にスピーカーをお願いした。風魔法便利ねー。
そうそう、試合結果は知りたいよね?だけど野球場みたいに電光掲示板なんてないから、等間隔にトーナメント表のプラカードを配置することにした。もちろん見方は説明するよ。貴族のエリアにいくつか配置。
一般席には一応プラカードは立てておく。勝者には赤線を引いていくから、もしかしたら見方に気づく人も出てくるかもしれないからね。
ボクは思い出した!
「あっ、可愛い売り子も出てもらおうよ」
「うりことは、イノシシの子どもか?なんでそんなのがいるんだ?」
ってパパ、それはうり《《子》》じゃなくてう《《坊》》だね。
「売り子はね、食事や飲み物を持ち回り、売り歩く人のことよ。可愛い女性がいいな」
バニーガールみたいなのもいいなー。
もふもふちゃん達に癒されたい。
なんてボクがイケナイ妄想に入りかけたところで。
「いや、選手の集中力が切れたら困る、だから騎士団に売り子をしてもらう」
って言って、選ばれたのが第5騎士団の中でも中性的な美丈夫たち。
街中からの情報を得るためには見た目麗しい事も大事なようで、そんな美丈夫が集まる第5騎士団。中でも選りすぐりが集められた様子。俺達も試合に出たいってみんななんだか納得がいかない様子。
でもちゃんと働いてもらうよ、働かないとパパからのご褒美があるらしいからって伝えると。
「喜んで頑張ります」
って返事が来たよ。パパ、どれだけ恐れられてるのさっ。よし、頑張って。
あと、騎士団たちは、観客席など、場内、場外の警備を担当する。
屋台の方は、ゴードンと料理人たちは美味しい料理作りを担当。カマチョたち庭師たちは材料調達係。美味しいものを作ってね。
メイドの皆さん達は普段のお仕事の合間に、実はあるお願いをしている。
この前、騎士団の騎士くんがパンツを一斉に干しているところを見たんだよね。連なるパンツの光景。風にはためくパンツたち。そーだ、思い出したよっ。万国旗?応援旗?あれを作ろう。
サイズだけを合わせて、デザインは好きに刺繍を刺してもらった。
これを掛けなきゃやっぱり運動会じゃないよね?気分上げるの必要。
マージン商会もなにか役に立ちたいと言ってきたので、試合に出る人数分のハチマキを作ってもらっている、そうそう髪の長い人の多いこの世界。だから、髪を巻くのはいいよね。あと見分けも付きやすいし。
そして、そして、栄えある司会者。
なーんと、なんと、セバスにしたー。
似合うねー。そんな事好きそー。
とこんな感じの忙しい毎日。
いよいよ本番まで2週間。マーシュ領のあちこちで予選が開始された。10日くらいで予選は終了するように設定。あとの4日は休憩と本番の祭り会場までの移動だよね。
予選の様子は騎士団から聞こえてくるけど、各地でもかなり盛り上がっているらしい。
綱引きでは力勝負だから男たちがかなり白熱した戦いをしているみたい。
綱引き1回で終わらず、1試合3戦だって。
ロープ飛びはそれを見た子どもたちが真似をしているって聞いた。男の子達はロープ飛びより大人たちの真似で綱引きが人気。
騒がしいところでの警備の都合上、見に行くことはパパから許可が降りなかったから、騎士団から話を聞くだけ。
実際の様子が見れなくて残念。




