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彩られる作品【仮】  作者: 三愛 紫月
鑑賞会と次回作に悩むしん
91/135

鑑賞会

上映を無事に終わった。


パチパチパチパチ


「お疲れさま。」


「めっちゃくちゃ、よかったよ」


「いやー。Blu-rayになってもいいね。これ!」


「待てを言われた僕達は…。結構評価高いらしいよ!」


「でも、実際どうなのかな?はやてはどう思う?」


「俺は、悲しいかな。凛と出来ないのは…。凛は?」


「確かに、そうだよな。俺も悲しいよ。それだけじゃないのはわかっていても…。やっぱり、大切だよな!雄大は?」


「なくても、いいかな?だって、永遠には出来ないだろ?実は?」


「確かに、年を重ねれば出来なくなるわけだから、それに縛られるのは違う気がするよね。でも、気持ちはわかったよ。海斗と凛音の切ない気持ちは、わかるよ。でも、それだけに縛られるのは悲しいよね」


「確かに、悲しいよね。でもさ、その悲しみさえもハッピーエンドにしちゃう、しんは凄いよね」


「確かに、凄いよ!小さなハッピーエンドを見つけてくれる。だから、幸せな夢を見れる。でも、俺は、凛の事覚えちゃったから難しいよ。それでも、そればかりじゃないのはわかってるよ。そればっかりに支配されたくないかな。」


「でも、ここつなでは違っただろ?」


「省略かたうけるよな!」


「凛のファンがそう呼んでる。」


「ねーねー。これ、知ってる?」


「これ、見た!見た!」


「しんが、描(えが)くんだろ?」


「珍しいよね。しんが、これを描(えが)くなんて」


「確かに、男女の恋愛は、身体だけが繋がらないで終わりかと思ってた。」


「ネットドラマがよかったって話でしょ?シークレットだったやつ」


別の、Blu-rayのパッケージをとるはやて。


「美麗(みれ)が、やるとはね。」


「確かに!」


「これさ、めっちゃよかったよ!見た?」


「見た!見た!しんが、無名の小説家さんと作ったんでしょ?」


「うん」


「それでも、やっぱりしんの作品なんだよね。これだって、りあのさんと作ったのに、しんの作品だったしね」


「これも、よかった。」


「やっぱり、小さなハッピーエンドはしんの得意分野だよね。」


「これ、見る?ネットドラマ」


「見よう!これ、よかったよ。美麗(みれ)だろ?」


「そうそう、美麗(みれ)と梓」


「これ、めちゃくちゃよかったよね。」


「その前に、これにしようよ」


「凛とはやてが、撮ったやつ?」


「これは、深夜枠だったけど!かなり、問題作になったみたいだよ」


そう言って、凛はパッケージを取り出した。


「これで、散々否定しちゃったのに、次回作、叩かれない?」


「叩かれる気がするよね」


「これだって、叩かれたけど。しんの元奥さんの実話でしょ?だったら、叩かれる意味がわからないよね」


「確かに、これって本人の解釈だもんな。元奥さんはこう思ったんだもんな!」


「そうそう、それを酷いとか最低とか言われたくないよね」


四人は、Blu-rayのパッケージを見ながら首を傾げる。


「絶対的な悪人を作らないといけないから、物語の世界は大変だよね。」


「まあ、世の中的にも悪人は必要だよな!」


「確かにね」


はやては、みんなのグラスにワインを注いだ。


「それでも、俺はしんの作品の理解者でいたいよ。」


「そうだね。それが、いいよ。」


「しんの作品に救われた人もいる。それが、答えだよね。」


「一人でも、共感してもらえるだけで幸せだってしんが言ってたよね。」


「確かに、言ってた!」


「だから、しんの書く作品は大好きだよ」


「さあー。再生しよう」


「じゃあ、いれるよ」


「うん」


凛は、Blu-rayをいれて、リモコンで再生した。


四人は、はやての家で試写会をやっていた。


「あっ、そうだ!それさだもよかったよ。一緒に見れなかったけど、見たよ!」


「ほんとに!あの話、不思議な世界観だったよね」


「実在してるって知らなかったよ。」


「こないだ、しんがまた会いに行くって聞いたよ!」


「次の作品の為でしょ?」


「そうそう」


「占い師でもあるんだよね!一回見てもらいたいなぁー。」


「みんなで、行ってみる?」


「いいね」


「じゃあ、再生するよ」


「うん、ごめん」


凛が、Blu-rayを再生した。



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