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学生魔導士の騒動録~その力は誰のために~  作者: Dr.醤油煎餅
第三章
112/115

体育祭後の晩餐

 体育祭閉会式も終わると、汗を拭いたり着替えたりして、全員が帰路についていった総合優勝は後日の集会で発表されるらしい。


「終わった終わった」

「疲れましたねー」

「ああ、一年の部は夏日が勝ったし、白組の好きなモノでも食べに行くか」

「おー、太っ腹」

「白組は場所決めて置いてくれ、日照と朝華に連絡するわ」


 太陽はスマホを出して連絡を取り、日照と朝華の二人に家の最寄り駅にまで来てもらう。太陽達も駅に向かい、電車に乗って自宅付近の最寄り駅へ向かう。学校の友達とは今日は家族と過ごすとだけ伝えて帰宅してきたので今回は完全に家族だけで過ごす態勢だ。因みに、夏日、火凛、日暮が白組だったので今日は彼女達の望むモノを食べることになる。移動中に周りに配慮した小さい音で話し合い、お店を決めた。


「兄い、此処が良いから連れてって」

「んー、はいよ」


 家の最寄り駅についたところで、夏日から要望が来たのでそれを脳内にメモして駅前で、日照達と合流する。


「今日は外食するから、体洗ったら着替えたら車に乗っていてくれ」

「はーい」


 太陽は妹達に指示を出すと、自室に戻って着替えを用意してきていたものは洗濯籠に着ていた服を入れる。汗は学校でシャワーを浴びて流したのでそのまま私服に着替えて、鍵を持って車へ向かう。


✿  ✿  ✿


 全員が揃うとシートベルトを着けさせて、車を出す。走らせること三十分位。バイキングのお店に来た。車に鍵をかけると、太陽は店の中へ入っていく。10人の団体で来たので、直ぐに店員が近づいてくる。


「八人なんですけど、四人ずつで近い席に座れますか?」

「はい、大丈夫ですよ」


 太陽と朝日で別れて四人ずつで座っていく。

 そこからはそれぞれ、好きなモノを取っていく、和洋と料理は用意されているので好きに取っていく。好きなモノ好きなだけ食べられるので、全員が満足そうな顔で食べ進めていく。


「おいし~い!!」

「ん、んまい」

「量が食べられるってのは良いね」

「今日はちょっとだけ贅沢だね」


 太陽達は健啖家だが、黒帯を使って戦闘なんかをしなければ普通の人間とそこまで変わらなかったりする。ただ、元々結構食べる方なので、全員が見た目に似合わずガツガツ食べて行っている。


「うまぁ」

「ふぐぅ、はぐっ」


 感想を言っていたり、夢中でがっついていたりと全員が食事に集中していた。太陽は早い段階で、結構な料理を食べきって食後のお茶をしていたり、朝華の世話をしていたりした。妹達の幸せそうな顔を楽しみながら食後の紅茶を味わって、太陽は体育祭後の晩餐を満喫した。

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