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厨二系飼育係の成り上がり -異世界で厨二病が最強だった件-  作者: どらぬこ
第二部 大迷惑な大迷宮編(前)第二章 樹海新迷宮
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第80話 白百合騎士団の奇跡体験。

「ルキウス・ドミティウス・ブラウエルと言えば、歴史では有名なお人ですね。旧帝国の前身になった大国の名宰相(さいしょう)です」


エルメさんが親切に説明してくれた。


「テオ--ブラウエル家の始祖しそとも言える方ですわ。歴史ある名家ですから」


と、クラウディアさんが続いて言う。


「ふむ。それならば納得出来るではないか。何故皆は驚いているのだ?」


「まあ、ルキウス卿と言えば、まさに千年前の歴史の人物だからな。騎士たちが驚きもするさ」


は?

千年前の人と直接の面識あんの?

いや、でも百桁才じゃなくて、千桁才ですか?


ん?

でも、話の流れからするとその頃からこの偽幼女のじゃロリは寝てたってことか?


「ぬ? もう千年も経っておるのか? 精々(せいぜい)百年くらいかと思っておったのじゃ」


ということは、こののじゃロリは千年前に活躍してたって事だよな?

皆さんが知らなくても仕方なくね?


「そういえば聞いていなかったな。麒麟きりん、お前はなんと言う名なのだ?」


「おお、これは新しき主殿に失礼したな! わらわはチーリン、こちらではリンと呼ばれておるのじゃ!」


「せ、千年前に活躍した、リン--様!?」


今度は白百合の団長さんが目を見開く。

知ってるのかな?


「ま、まさかまさかまさか!?」


副団長さんが金髪ドリル髪と聖なる峰(おっぱい)を激しく揺らして叫ぶ。


うほぅ!


ありがとうございます!!

絶景です!!


「「「「「せ、聖女リン!!」」」」」


ざ、ざざっ


と、白百合騎士団の皆さんが団長以下、揃って片膝をついてこうべを垂れる。


「むっ、なんじゃ?」


えっ、何?

どういうこと?


「この運命の出逢いに感謝します! 神よ!」

「ああ、まさかこんな奇跡が私たちにもたらされるなんて!」


「素晴らしい!」

「ああ、神よ!」

「奇跡だ!」


何!?

何この宗教ちっくな場面シーンは?


「な、何がどうなっているのだ? 白百合の団長殿?」


「ああ、マグナ様! 失礼を致しました! これまでの不敬ふけい、心から謝罪させて頂きます!」


「私たち白百合騎士団一同も、身をもって謝罪させて頂きますわぁ」


ま、マグナ、様ぁ?

いや、美女たちが身をもって謝罪あやまる!?


どきどき


何か意味も状況も分かんないけど、素敵ワード頂きました!


やっふぅ!


じゃない!

謝罪とやらがすっごく気にはなるけどね!


「よくは分からぬが、説明して頂けるかな?」


「はっ!」


少し前までピーちゃんのオマケ扱いだったのに、何さこのてのひら返しは?

しかも不敬って自覚はちゃんとあったのね。


当の幼女さんも困惑していらっしゃいますよ?

ついでに周りの皆さんも。


「マグナ様も我が騎士団名はご存知かと思いますが--」


団長さんが仕える主君にする様にうやうやしく答える。

忠臣のクジマやイヴっぽい。


「確か、〝聖女に捧ぐ白百合の誓い騎士団〟だった・・・な」


えっ?

あれあれあれぇ?


「はい。その聖女を示しているのが、聖女リン様なのです」


「・・・・・・」


「「「「「・・・・・・」」」」」


白百合騎士団以外の皆が揃って目が点になってます。


メガテンじゃないですよ?

あっ、これは前にもやったか。


「ほぅ! もしかして妾をあがめておるのか!?」


「はい! その通りです。聖女リン様!」


「もちろんですわ! 我が騎士団創設以来の伝統ならいです!」


ざざっ!


「「「「「聖女リン様!!」」」」」


おおぅ


美女軍団が揃って俺たちの周囲でひざまずいていらっしゃいます。

なんかアラブのハーレム王にでもなった気分?

俺はおまけなんだろうけど。


「そうかそうか! い奴らじゃ! なあ、新しき主殿よ! 妾は凄いであろう! ぬははははっ!」


うっわぁ


薄い--ない胸を盛大に反らせて幼女さんが笑い出しました。

もう上機嫌ってレベルじゃねぇ。


ここは否定したら一気に美女たちが四面楚歌しめんそかになりそうです。

俺は空気が読める男ですよ?


「うむ、素晴らしいな。リンよ」


「ぬふふん。ということでじゃな、よろしく頼むぞ! 主殿!」


「えっと、因みにリリースは?」


何となく聞いてみた。

つい素になっちゃった。


「もちろん出来ぬのじゃ、主殿。わらわが認めたのに関わらず、放逐ほうちくなどしてみよ。哀しみの余りに国のひとつも滅ぼしてしまうかもしれぬのじゃ」


それ、もう脅迫じゃないですかね?

心優しく殺生を好まぬとか言う聖獣様はどこいった?


『キュイ、キュ?』


『ガゥ?』


『ピュイ、ピュ!』


『ミュミュ!』


「ほうほう、そうかそうか! お主たちは良い子じゃのう」


『キュイ!』

『ガゥ!』

『ピュイ!』

『ミュ!』


従魔の会話は相変わらず分かりません。


「クロ?」


「はい、マスター。カルマ様たちは歓迎していらっしゃいますね」


ああ、そうですか。

これはもう反対する理由もないですね。


というか、出来ないですよね?


「そうか。では、これから我の従魔としてよろしく頼むぞ」


「ぬははははっ! 分かったのじゃ! 大船に乗ったつもりですべて妾に任せよ! 新しき主殿! ぬはははははははっ!」


迷宮の深層に、幼女リンの場違いな高笑いが響き渡りました。


幼女と俺の周りには美女たちがかしずき、そのまた周りには置いてきぼりの皆さんが。


何でしょうね?

この空間?


奇跡体験あんびりーばぼぅ!

いや、ただのノリです(汗)

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