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厨二系飼育係の成り上がり -異世界で厨二病が最強だった件-  作者: どらぬこ
第二部 大迷惑な大迷宮編(前)第二章 樹海新迷宮
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第78話 はじめての、のじゃロリ。

えっと、さっきまさかとは思いましたけど、まさかまさかの迷宮主がこの幼女ですか?


マジで?


「いや、あのな? お嬢さんが迷宮主ダンジョン・マスターには流石に見えないのだが?」


と、白百合の団長さん。

うん、見えないね。


「むっ、何を言っておるのじゃ。おい、そこの地竜ドラゴン


「は、はい!」


えっ、クロ?

そういえば、さっきから様子が変だったよな。


「お主なら分かるじゃろう?」


ざっ


「は、はい。初めてお目にかかります。〝穿つ大地の迷宮〟が主をしておりました、私は地の竜種ドラクル、ファフニール氏族のクロティルドと申します。今は故あって地竜王を名乗らせて頂いております。そして、僭越せんえつながらマスター--こちらの大魔導師アルス・マグナ様の従魔の末席を汚させて頂いております」


えっ、地竜王さん?

何故に片膝ついてかしこまってらっしゃるんですか?


敬語ですか?

まさかまさかの、この幼女って危険がダンガーなお方ですか?


「ほう! あの迷宮の主であるお主を従わせる者か! それは楽しみじゃのう! 久々に本気で暴れられるかのう!」


たらぁ


なんか背中を冷や汗が。

俺、もしかして絶体絶命のピンチですか?


クロが畏まるくらいの方が、俺を相手に本気で暴れるとか仰ってます?


「マイマスター、このお方は聖獣のおひとりにして長、聖獣麒麟(きりん)様です」


ホワイ?


「く、クロ、もう一度言ってくれるか?」


「はい。このお方は聖獣の長にあたる麒麟様です」


うっわぁ


聞き間違いじゃないのか。

ピーちゃんたちと一緒の聖獣で、しかも長?


この無双チートちゃんたちと同じかそれ以上と、今、俺が戦う流れになってるんですか?


何で俺が活躍出来そうな場面って、窮地の時だけなんでつか?

この世界はマグナ(オレ)に厳し過ぎます!


「むっ、そういえばおかしいのぅ? そこの扉は封印シールがされておって、四聖獣を連れた者しか開けられんハズなのじゃが?」


と、疑問符はてなを浮かべる幼女--聖獣の麒麟さん。


麒麟なんてサバンナにいる首長くびながの動物のキリンかビール会社しか知らねぇよ!

ハム太のスキルに【麒麟】ってあったけど、なんか関係あるの?


ねぇ、従魔さんたち!


あっ、扉の辺りで寝てら。

流石にたまっちはこの部屋には入れなかったか。


「四聖獣とは、あの子たちのことか?」


俺が扉の辺りのピーちゃんたちを指し示す。


『キュ?』

『ガゥ?』

『ピュ?』

『ミュ?』


あっ、起きた。


「おお! 地竜だけでなく、四聖獣をも連れおるじゃと!? 其方そなたは何者なのじゃ?」


「ふっ、我は孤高にして万象を司る大魔導師、アルス・マグナである。そこなる地竜王クロティルド、そして聖竜カルマ、白虎ガリア、不死鳥アルミラ、玄武クールマの主である!」


ピーちゃんたちの威も借りて、目一杯めいっぱい虚勢きょせいを張る。


ヘタレ言わないでね?

こっちは下手したら命掛けのバトル突入なんだからね?

虎の威を借る狐さんにだってなってやるよ!


「うむ。その、じゃな? 聞いていいかの?」


「ん、なんだ?」


「その、聖竜、白虎、不死鳥までは--なんかでぷっとしとるが、まあ分からぬでもないのだが、あの四角いのが玄武--亀なのか、の?」


「う、うむ。あれが我が聖獣の一、玄武クールマである。一応は、亀だな」


聖獣の長でもやっぱり疑問系なの?


まあ、当然だね!

異世界に戦車がある訳ないよねっ!

俺も無理矢理、亀って納得させてただけだからね!


「むぅ、主人によって多少は容姿が変わるものではあるのじゃが、なんとも珍しいというか奇怪きかいというか、のぅ・・・」


あっ、やっぱり主人によって変わるの?

向こうの世界ではごく普通の、学校の教室や飼育小屋で飼えるくらいの小動物たちだったんだけどね?


俺の影響なんですか?

やっぱりあふれ出す厨二魂ソウルのせいですか?


「まあ、良い。四聖獣を連れた者であるならば話は別じゃ。ちと残念じゃが、手合わせは出来ぬの。うむ、残念なのじゃ。数百年ぶりに本気を出せるかとも思ったのじゃが・・・」


やったぁ!

何んかよく分からないけど、絶体絶命いのちの危機回避!?


というか、今さらっと数百年って言った!?

ある意味、のじゃロリの定番ですけどね?


百桁才ですかぁ。

この話題には念のため触れないでおこう。


そう、念のためです。

どこかの幼女みたいにキレて攻撃してきたら嫌だしね。


「ではあるじ殿、迷宮主として踏破を認めるのじゃ。妾は竜種などとちごうて光り物を集めたりはせんのじゃが、伝説級の武具(レジェンダリー)くらいはいくつか所有しておるからの。好きに持っていってくれて構わぬのじゃ」


「ほぅ、それは有難・・・」


えっ?

ちょっと待ってよ麒麟さん?


「今、我を主殿、と言ったか?」


「そうじゃ。四聖獣を連れてここまで迷宮を攻略し、妾に認められたのじゃから、当然じゃろう? 今日から妾もお主の従魔じゃ。よろしくの。いや、こういう時は〝コンゴトモヨロシク〟じゃったかな」


一体あなたはどこの女神な転生様ですか!?

もしかして、邪教な館で合体合成とか出来ちゃいますか?


誰か説明書マニュアルプリーズ!!


麒麟の説明は次回。

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