表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猫が美少女で実は俺?  作者: もこ
月光の夜、猫は旅立つ。
9/53

オークの洞窟


『準備で勝負は決まる。

よって何よりも大切である。』


有名な人の言葉に則って、俺達は準備をする為に露店の多い大通りへ戻ってきた。

まずはフード付きのローブを2着購入する。

顔を隠さないと色々と面倒だからだ。

そしてHPポーションと

MPポーションを数個購入。

HPやMPはステータスに表示されないのだが

存在はしているらしい。

特にMPは師匠との特訓の際に何度も切れて剣技が出せなくなる事案が発生したので実感はある。

次にノアの防具。

白指輪の『メタルガード』を購入。

とても軽く防御力もそれなりにあり尚且つ安い。

俺は動きづらいという理由で防具を買わなかった。

セドナの状態でも鎧は着ていなかったので、その名残だ。

ある程度買い揃えたからダンジョンへ向かうか。

目立ってしまうのでフードを被り人混みを抜けていく。

街の入り口にそびえ立つ門をくぐって、俺達は森へと繰り出す。

この森を抜けなければダンジョンに辿り着けないので、まだまだ歩かなければならない。

時間があるから歩きつつ準備の続きをしていくか。



まずはノアとパーティーを組む事をした。

パーティーを組むのは簡単で、ステータスからパーティー申請をするのだ。

まさにゲームの様に。

そして指輪を確認。

左には《モノイレロ》、《メインリング》をはめていて、右には何もはめて無い。

有用な指輪が無かったのでダンジョン内のドロップに期待だ。

準備をしながら歩く事10分程度。

ようやく森を抜けるであろう景色が見えた。


「あの洞窟ね。」


ノアはギルドで貰った地図を確認してそう呟く。


目の前の岩にポッカリ空いた穴、その入り口には冒険者の姿が数人見受けられる。

立ち話やら剣の手入れやらで、ダンジョンへ入る準備を行っている様だ。


「HP、MPポーションはノアが持ってて下さい。」


俺は白色の指輪を6つノアに渡す。


「分かったわ。

ピンチの時には声かけなさいよ?」


「はい。

では行きましょうか。」


※ ※ ※


「やぁ!」


洞窟の中。

ザシュっという音と共に敵のオークは淡い光となって消える。

残された白指輪とゴールドを拾い上げ、指輪の中身を確認する。


『棍棒』


本日4つ目だ。

もう要らないなぁ。

俺はモノイレロに指輪を仕舞い一息つく。


「ちょっとセナー!

助けてよー!」


後方ではノアがオーク2体と交戦中。

ほっといても勝てるだろうが

少しばかり助けてあげよう。


「はぁっ!」


「グォォ!」


左手に持った美しい剣で左のオークを斬り伏せる。

少しばかりよろけるが、何事も無かったかの様に棍棒を振り下ろしてくる。

やっぱレベル20だと攻撃が弱いな。

剣技を使うか。


「《剣技》『ツインステップ』」


棍棒を避けて剣技発動。

剣が光りだし高速で二連撃を繰り出す。

オークは攻撃をもろに受け、光となって消えた。

レベル10そこらで覚えるただの二連撃だったがオークレベルなら一発だ。


「《剣技》『ファイアスラッシュ!』」


隣りではノアが剣技を発動させる。

黄金に輝く剣には炎がエンチャントされており、そのまま一振り。

オークを蹴散らせゴールドを拾う。


「オークって女ばっかり狙うモンスターよね!?

セナも居るのになんで私だけ狙うのよ!」


…それは僕が男だからです。


「ま、まぁまぁ。

多分ノアの方が可愛いからですよ。」


「そ、そう?

でもオークにモテるなんて

嬉しくもなんとも無いわね…。」


ノアは黄金の剣を指輪に戻して溜息をつく。


「ノアは炎属性が得意なんですね。

その剣も炎系統の剣っぽいですし。」


「そうね。

私は炎が得意よ。

この剣も炎系統の

『フラマ・ウインク』って剣なの、

お父様のコレクションから

盗ん…貰って来ちゃった。」


お父様のコレクションって…。

相当な金持ちだぞこの娘。


「セナの剣こそ相当な物ね。

とても美しいわ。」


「はい。

僕のこの剣は『シャトルーズ・ムーン』

と言って世界1美しい剣であると同時に、

雷系統No.2の実力を誇るんです。」


この剣は神格者に成った時のお祝いに

師匠から頂いた物だ。

同じ雷系統No.1の剣を持つ師匠が、No.2の剣を探し出して弟子にプレゼントする。

なんとも愛があり、分かりやすい程の当てつけだ。


「お主が神格者を引き継いでも

私の弟子である事は変わらぬ。

私のNo.2である事と共に、

まだ師匠には届かぬ事を再度理解するのじゃ。」


「はい!

それは承知しております師匠!」


「そして弟子は師匠を溺愛しなければならぬ!!」


「…は、はい?」


「と言う事でまだ弟子であるという証拠を

見せるのじゃ。

まずはキ、キスからじゃなっ!」


って言って渡された。

因みにキスはほっぺにしておいた。


「ふーん。

って事は雷系統が得意なのね。」


「そうなりますね。」


人にはそれぞれ得意属性がある。

明らかにその属性だけがMP効率が良く威力も高い。

ノアは炎、俺は雷。

そもそもディアナのスキルは雷系統を多く覚えるので必然的に得意になるのだ。


「レベル20そこらの冒険者の癖に

剣だけはS級なんて笑っちゃうわ。」


俺は本当は強いですけどね!!


「それより、5体は倒したけれどギルドに戻る?」


「んー。

このぐらいのダンジョンなら

踏破出来るかも知れないですね。

ダンジョンボスだけ気を付ければですけど。」


このダンジョンは全部で地下5階まであり、5階の奥にはダンジョンボスが居る部屋がある。

ボスは一日に何度も生まれるので行けば居る筈だ。


「今は4階だしポーションも余ってます。

どうせだしボスまで行きましょうか?」


「分かったわ。

では降りましょう。」


俺達は階段を探し出して最下層へ降る。

ジメジメとした空気から肌寒い凛とした空気へと変わる地下5階。

ここの奥にボスが居る筈だ。


「ここのボスの情報はありますか?」


「確か巨大なオークの筈よ。

ギルドの案内嬢がそう言ってたと思うわ。」


巨大なオークか…。

きっとノアばかり狙われるから俺がフォローに回らないとな。


湧いて出るオークをなぎ倒して洞窟を進む。

途中でレベルが1上がって21レベルへ。

特に剣技も覚えずにステータスのみが上がった様だ。


【セナ・フルムーン】

冒険者ランクF


シンボル 猫 (自由)

レベル 21

スキル

『新月の加護』

『誘惑の美』



何匹もノアに襲いかかるオークを斬り伏せては進み、斬り伏せては進みの繰り返し。

そして俺達はボスの部屋の前まで漕ぎ着けた。


「やっと着いたわね。」


大きな扉の両サイドには大きな松明たいまつが燃えていて、ラスボス感を醸し出している。

まぁラスボスだけど。


ボス戦に行く前に少しの準備。

道中ドロップした指輪を確認していく。


青指輪『炎の柱』


これは炎の得意なノアに預け、次を探る。


白指輪『閃光』


これは目くらましだろう。

一様右の人差し指にはめておく。


白指輪『土壁』


これは多分ガード様だな。

俺が頂いておこう。

右中指にはめておく。


「行きましょうかノア。」


「そうね。

腕が鳴るわ!」


俺達2人は重い扉を開いて、ボスの待ち受ける部屋へと吸い込まれていった。











師匠「もう一回!

もう一度証拠を見せるのじゃ!」


セドナ「もーいいですよ!!」



※ ※ ※



感想指摘をお待ちしてます。

よろしければポイントお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ