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【いせけい】 元女性教授の異世界開発経済学 〜神界のスロットで魔力無限を引き当てたので、最強スキルの組み合わせで快適な領地経営を始めます〜  作者: つむ教授
第一章 最強スキル、領内の改革【前編】

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第十九話 インフラの土台と、再使用不可時間

お読みいただきありがとうございます、つむ教授です!


第18話『爆速の石畳工事と、土魔法の神業』では、新たな仲間モカの凄まじいスピードによって、領内の大幹線道路である『ルートハーバー東西通り』が一瞬にして完璧な石畳へと大改革されました!

正式に工事を終えた瞬間、モカのレベルが一気に15も跳ね上がるシステム通知が鳴り響きます。


第19話の舞台は、その直後のルートハーバー東西通りから始まります。

レベルアップによってモカの個体能力『地脈感応(ジオ・ソナー)』に解放された、将来性が最高に気になる新機能。

そして、検証を終えてリビングへ戻ったアルカを待っていた、パパとママの『ゴミ拾いレベルの勘違い』と、そこからの驚愕の顔での絶句オチをぜひお楽しみください!

私の目の前の空間で、軽快なシステム音が鳴り響いた。

大画面に映し出されたのは、この圧倒的な大土木工事を成し遂げたモカの、爆発的な成長の記録。


『グランドモグラのレベルが15上がりました』

『レベルアップに伴い、新たな能力が解放されます』


画面に表示されたその通知と、モカが新しく手に入れたスキルを目にした瞬間、私の目は点になった。


(――え? モカ、きみが新しく手に入れた、このスキルって……!?)


それは、個体能力である『地脈感応(ジオ・ソナー)』の中に新しく区分されて解放された、驚くべき新機能だった。

レベル10の境界線を一気に突破したことにより、周囲の地形の凸凹を探知するだけでなく、地下深くに眠る水脈、鉱脈、油田といった鉱物資源を探し当てる機能が追加されたのだ。

発動するための新たなキーワードは、『地脈感応(ジオ・ソナー)・資源探査(しげんたんさ)』。

ただし、これほどのバグ能力ともなれば当然の制約として、一回使ったら3日間の再使用不可時間(クールタイム)があるという条件付きだった。


(なるほどね。3日間の再使用制限があるけれど、ここぞという時に使えば、この男爵領の隠された資源を一発で暴き出せるわけだわ。モカ、きみは本当に最高の専門家ね!)


一番下のGランク召喚獣のはずが、とんでもないアースレーダーへとバグ成長したことに、元教授としての私の学者脳がニヤリと不敵にほくそ笑む。

私はモカの将来性に大満足しながら、両肩にスノウとモカのカラーコンビをちょこんと乗せたまま、トコトコと歩いてリビングへと戻った。

リビングの扉を開けると、そこではパパとママが何やら深刻な顔で話し合っていた。


「そろそろ商業ギルドに頼んで、ちゃんと紹介状のあるまともなメイドと執事の募集をかけようか」

「そうね、クラウスさん。これからのルートハーバー領を整えるためにも、信頼できる使用人が必要不可欠ですわ」


領地の財政やこれからの快適な生活を整えるため、大人の視点で真面目な内政の相談をしている二人。

そんな両親の元へ、私は5歳児の見た目でトコトコと近寄り、無邪気な笑顔を作って声をかけた。


「パパ、ママ! アルカ、お外の道、きれーいにしてきたの!」


私の可愛らしい報告を聞いた瞬間、パパとママはふっと表情を緩め、一瞬でデレデレの親バカの顔へと切り替わった。

5歳児が外で遊んできたという微笑ましい報告なので、大人の頭脳は当然のように都合よく脳内補完したらしい。


「おお、アルカは偉いなぁ! 外のゴミ拾いをしてきてくれたんだね。ありがとう」


パパは嬉しそうに笑いながら、私の頭を優しく撫でてくれた。


(ふふ。ゴミ拾いレベルの勘違いをされちゃったわね。まぁ、いいけれど)


私が前世の頭で小さく苦笑していると、私を撫で終えたパパとママが、何気なく窓の外の景色へと視線を向けた。

その瞬間、二人の動きがピキッと完全に凍りついた。

パパたちの目にまず飛び込んできたのは、窓のすぐ外に広がる領主邸の庭だ。さっきまでガタガタだったはずの、カーブのある約100mの庭の道が、寸分の隙間もない最高級の石畳へと大激変している。


「……っ!?」


あまりの光景にパパたちが目を見開き、そこからさらに顔を上げて、門の外へと視線を向けた。

すると、その視線の先に見える、幅10mの巨大な『ルートハーバー東西通り』。

それが、西門の果てから、東門の果てまで、はるか視界の届く限りずっと、1ミリの隙間もないほど完璧に噛み合った美しい石畳の道路へと埋め尽くされているのだ。さらに、大通りの両脇には芸術的な側溝までが完璧に整備されている。


「……は?」


パパとママは自分の目を疑うように何度も目をこすり、そして顎が外れそうなほど凄まじい衝撃の顔(驚愕)を晒して絶句した。


(ゴミ拾いどころか、全長10kmの大幹線道路を丸ごと舗装しちゃったんだけどね。ふふ、のんびり快適な暮らしのためのインフラ基盤は、これで完璧だわ)


大人が完全に石化してガタガタ震えている横で、私は両肩の可愛い子たちをそっと撫でながら、最高に不敵な笑みを浮かべるのだった。

第19話をお読みいただき、ありがとうございました!


大工事を終えてレベルが15上がったモカ。

その個体能力【地脈感応(ジオ・ソナー)】の中に区分されて解放されたのは、発動キーワード『地脈感応(ジオ・ソナー)・資源探査(しげんたんさ)』!

3日間の再使用不可時間(クールタイム)という条件はあるものの、地下深くに眠る水脈や鉱脈、油田までをも一発で暴き出せる、完全に最高峰の機能が解放されてしまいました。


その後、カラーコンビを両肩に乗せてリビングへ戻ったアルカでしたが、そこではパパとママが「商業ギルドに頼んで紹介状のあるまともな使用人の募集をかけようか」と、真面目な相談中。

そこへアルカが「お外の道、きれーいにしてきたの!」と可愛く報告した結果、大人は当然のように「ゴミ拾いをしてくれたんだね、ありがとう」と微笑ましい親バカ脳内補完を発動させます。


しかし、パパとママが何気なく窓の外へ目を向けた瞬間、世界が一変いたしました。

すぐ外の庭にある約100mのカーブ道が美しい石畳になっていることに驚き、さらに顔を上げて視線を向けた先には、西門の果てから東門の果てまで、視界の届く限りずっと完璧に噛み合った最高級の石畳で埋め尽くされている大パノラマが!


ゴミ拾いどころか大幹線道路を丸ごと完璧に舗装してしまった我が子の規格外さを前に、顎が外れそうな顔で完全に石化して絶句するパパとママ、最高にスカッとする落差でしたね(笑)。

これで流通のインフラ基盤は完全に整いました!


次回、第20話。


完全に腰を抜かしたパパが、ついにこの新しく生まれた美しい石畳の大通りを前に、ある言葉を呟くことに――!?


「パパママの二段階の驚愕の顔が目に浮かぶ!」「資源探査のクールタイムの仕様にワクワクした!」と思ってくださった方は、ぜひ作品ページから【ブックマーク登録】や【評価の☆☆☆☆☆】をポチッと押して応援していただけると、つむ教授の執筆エネルギーがさらに無限(∞)になります!


次回もどうぞお楽しみに!

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