↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【いせけい】 元女性教授の異世界開発経済学 〜神界のスロットで魔力無限を引き当てたので、最強スキルの組み合わせで快適な領地経営を始めます〜  作者: つむ教授
第一章 最強スキル、領内の改革【前編】

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
15/52

第十五話 未舗装のボトルネックと、次なる召喚術

お読みいただきありがとうございます、つむ教授です!


作品の公式略称が『いせけい』に決定いたしました!

レビューや感想欄、SNSなどで気軽に使っていただけると嬉しいです!


第14話『黄金の魔力の成果と、おなかぺこぺこの五歳児』では、スノウの規格外すぎる魔力によって領内の畑が一瞬で最高級の黒土へと大改革され、ママの美味しいお昼ご飯でお腹を満たしたアルカ。


第15話の舞台は、その直後の自室です。

美味しい食事に深く救われつつも、のんびり快適な暮らしを完璧にするため、アルカは次なる「現状把握」へと動き出します。


再び発動させた通常スキル『統治統計(ガバナンス・マトリクス)』のステータス画面。

そこで農業に続く隣の項目を分析したアルカの目に留まった、次なる致命的なボトルネックとは――!?

ジューシーなお肉のステーキと、太陽の恵みをいっぱいに浴びた新鮮な夏野菜。

それらをダイニングでお腹いっぱい食べ終えた私は、パパとママに見守られながら、至福の吐息を漏らしていた。


温かい食事を笑顔で囲むこの時間が、今の私にとって一番の幸せだ。

だが、その余韻に浸りつつも、元教授としての私の頭脳はすでに次なるのんびり快適生活のための計画へとシフトしていた。

学園に入学する七歳までのあと二年。

誰にも邪魔されずに徹底的にのんびりと過ごすためには、ただ食糧生産を安定させるだけでは片手落ちなのだ。


(美味しいものを食べて豊かに暮らすためにも、次は領地全体の経済の底上げね。開発経済学のプロとして、次の段階へ進みましょう)


お部屋に戻った私は、さっそく頭の中で静かに念じて、あの便利なスキルを発動させた。


(――統治統計(ガバナンス・マトリクス)――)


私はさっそく、新しく大改革を終えた農業の項目だけでなく、その隣に並ぶ「商業」「工業」、そしてインフラの要である「道路」のデータを深く分析し始める。

大画面に並ぶ複雑なグラフや、領内の道がどれくらい平らに舗装されているかを示す数値をプロの目で精査していくにつれて、私の眉が自然とひそめられていった。


(……なるほどね。土壌の栄養不足という最大の障害をクリアしたからこそ、次なる致命的なボトルネックが綺麗に浮き彫りになってきたわ)


ステータス画面が示す現実には、深刻な問題が隠されていた。

それは、【道路】のステータスに表示された、舗装率の圧倒的な低さだ。


(スノウのおかげで、これからは最高の作物が大量に採れるようになる。けれど、これじゃ商業ルートに乗せて売り出す前に、ガタガタの未舗装路で運ぶ途中に傷んで台無しになってしまうわ。のんびり儲けるためには、ここを解消しないと始まらないわね)


せっかくの農作物を迅速に、かつ安全に運ぶためのインフラである、道路の舗装工事。

これが、今のルートハーバー領に最も必要な改革だ。

だが、理論は完璧でも、筋力不足の幼児の肉体ではもちろん、いくら膨大な魔力を持っているからといって、私個人では広大な領内の道路工事なんて物理的にできるはずがない。


(自分で直接手を下して土木工事をするのは不可能。……だとしたら、やっぱりこれしかないわね)


私がベッドの上で小さな腕を組み、ニヤリと不敵な笑みを浮かべると、私の膝の上で丸くなっていた真っ白なスノウが、不思議そうに「きゅい?」と顔を覗き込んできた。


私の持つ【魔力無限】の膨大なエネルギーを完璧に自動制御して、形にしてくれる最高の能力。

自分一人で工事ができないのであれば、それが得意な専門家の獣を呼び出せばいいのだ。

物流を圧倒的に効率化できて、このガタガタの未舗装路をものともしない、あるいは一瞬で道路を整備してすべての基盤を作ってくれるような、都合の良い存在。


(ええ、私の持つ、神級(エクストラ)スキルなら、確実に私の理想にぴったりな子を呼べるはずだわ。次は道路の大改革よ!)


展望(ビジョン)は完璧に固まった。

私はベッドの上でワクワクする胸の高鳴りを抑えながら、すくと立ち上がる。

指示を出すために目の前の空間に向かって小さな手をそっとかざし、新たな仲間を迎えるために力強く声を響かせた。


「――召喚術(サモン)!」

第15話をお読みいただき、ありがとうございました!


お昼ご飯のステーキを大満足で食べ終え、早くものんびり快適生活の次なる仕込みへと動き出したアルカ。

『統治統計(ガバナンス・マトリクス)』のステータス画面を開くと、農業に並んで「商業」「工業」、そして新たにインフラの要である【道路】の舗装率という、具体的な数値が可視化されました。


開発経済学の目で分析した結果、土壌が最高になっても「道がガタガタで流通コストが高すぎる」という、次なる深刻なボトルネックが見つかってしまいました。


幼児のフィジカルではもちろん、アルカ個人で道路工事をするのは物理的に不可能な限界。

そこでアルカが目をつけたのは、自身の持つ【魔力無限】を完璧に自動制御して形にしてくれる神級スキルの応用でした。

ガタガタの未舗装路をものともしない、あるいは一瞬で道路を整備してすべての基盤を作ってくれるような専門家を呼ぶため、ベッドの上で不敵にほくそ笑み、力強く響かせた「――召喚術(サモン)!」の引き、最高にしびれますね!


次回、第16話。


アルカの『召喚術(サモン)』によって、一体どんな道路整備に特化した規格外の新しい仲間が誕生するのか――!?


「道路の舗装率の数値化にワクワクした!」「次なるサモンが待ちきれない!」と思ってくださった方は、ぜひ作品ページから【ブックマーク登録】や【評価の☆☆☆☆☆】をポチッと押して応援していただけると、つむ教授の執筆エネルギーがさらに無限(∞)になります!


次回もどうぞお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。