第54話: 輝きの月は世界を飲み込む
あえて後書きは書きません。
俺たちは衝撃的な発言に驚くばかりだった。
「どういう意味ですか?会長!」
「アンケートの結果をもう一度見ていたら、二人目の被害者の友達がまだ存命している人なの」
「もしかしたら….」
「すぐにその方に連絡を!」
「今その人の担任に電話をかけるわ」
空気は一変した。空には既に満月が挨拶をしていた。緊迫した夜、夜風の吹かれ俺たちは戦う。
「担任がその子の親に電話した所、子どもが行方をくらませたそうよ」
「悪い方向でビンゴしちまったな!ここは皆で散策して探し出すか?」
「ナブラ君落ち着いて。犯人は私たちにも殺害予告をしているわ。一人のところを狙われるかも知れないわよ」
「それもそうだな….くそっ!どうすればいいんだ!」
ジェイドが素早く手を上げる
「会長!ここで皆で移動しましょう!見つけられるかもしれません!」
「それもそうねジェイド君。その案に乗ったわ。行きましょう」
こうして総勢10人のメンバーは生徒会室の外へと行った。
「ここからどこに行くかが問題だな」
「会長少し良いですか?」
「何?ジェイド君」
「ここまでの犯行場所の特徴は何処も校舎の北・東・南の順で、最もその方角の端にある薄暗いスポットでした。
次は西の方角で薄暗いスポットを知りませんか?」
「う~んそうだわね…..あ、敷地のギリギリにある広場なんてどうかしら?」
「広場ですか?」
「えぇ、かつては普通に使われていたんだけど、自殺が横行してしまって使われなくなって封鎖されてしまったのよ」
副会長が言う
「そうと決まれば早く行きましょう!」
俺たちは急ぎながらも慎重に広場へと向かった。
ーーーーーーーーーーーー
広場
メルスが小声で喋る
「結構暗いわね」
「ライトも旧式だからかもね」
何もない広場…….変化は突然起こった。
フワァァァァァ
「え、何?」
「これは一種の催眠魔術ね <ハイフェンデ>」
一同に纏わりついていた魔術が一気に消える
???「だ、誰!?」
広場の奥から人の声が聞こえる。魔法を詠唱した音で存在がバレてしまったようだ。
「ふふふ、あなたこそ誰? 私は会長だからここにいても不思議じゃないと思うけど?」
「あなたが….私を追っていた人ね…….」
ザッ!
纏っていたマントを外し、姿を表す。
「ヤヨイ・ヨカゼやっぱりあなただったのね」
「あなた達には…..関係ないでしょ….」
「あるわよ?」
「ッ….!?」
「私たちは生徒会 この学園の平和と安定を最も願っている組織だわ。あなたのしている事がどれだけ愚かなのか。分からさせてあげましょう」
「私は愚か者なんかじゃない!!」
鞘から輝く刃先を見せる。
シャキッ!!
ブンブン
刀を完全に抜き、こちらへと構える。
「さぁ満月の日にあなたも供物となるのよ」




