第37話: 決勝
「ジェイド、いよいよ決勝だな」
アズ先生が話しかける
「ここまで来たらやりますよ」
ジェイドの目は本気だ。
「ジェイドーー」
クラスメイト一同が集まってきた。
「優勝してくれジェイド!」
「やれるぜお前なら!!」
「お、応援していますジェイドさん!」
Fクラスの望みはジェイドに託された。
「ありがとう、その気持ちしかと受け取った」
学内コンテストはいよいよ最終戦を迎える。
「皆さん~ 決勝戦が間もなく始まりますよーー!」
会場も合わせてザワついている。
決勝戦 A:アレク・ヘクタルナイツ VS F:ジェイド・イプシム
「「「うぉぉぉぉぉぉぉ」」」
「マジか、AとFが闘うのかよ スゲーな」
「2、3年にはありえない光景だな」
先輩たちも注目している。
「では選手の入場です! アレク・ヘクタルナイツ選手!」
「ふ、まぁ勝つのは俺、そう決まっている」
「次に、ジェイド・イプシム選手!」
「対策はしてきた。あとは通じるかどうかだ」
両者は結界に入ってゆく。
「改めまして実況のオッドです」
「解説のバレルです。よろしくお願いします」
「さぁどうでしょうかこの両者は」
「もう固有能力で決まる事は間違い無いでしょう。
「決勝は皆さんのコールでスタートしたいと思います」
「ではいきますよ~」
「「「5」」」
「「「4」」」
「「「3」」」
「「「2」」」
「「「1」」」
「「「スタート!」」」
火蓋は今切られた。
「<ファイザッツ>」
『拒否』
早速、イヤな固有魔法を使ってくる。
「また“拒否”だ。今回もまた完封されてしまうのでしょうか?」
「キツイと思います。何故ならどうしようも出来ませんからね」
「<ファイザッツ>」
『拒否』
「言っただろ無駄だと、さっさと諦めろ 時間の無駄だ」
「俺は諦めない」
「<ファイザッツ>」
『拒否』
「ふ、やはりダメだな <ボア>」
「<ペクト>」
『拒否』
無効化され、闇の波動が近づいてくる。
当たる瞬間だった。
「<ジッド>」
「<ゼクシオム>」
スッ
「何!」
あまりにも慢心しすぎていた。瞬間的に魔法を使われるとどうしようもない。
さらにジッドで背後を取ることに成功した。
生成したチャクラムでアレクを襲う。
『拒否』
ガンガン
『拒否』
ガンガン
『拒否』
ガンガン
「くっ<フォース>」
バン!
ジェイドは突き飛ばされた。
「どうやら突然の魔法には弱いらしいじゃないか」
こんなに強いとは聞いてねぇぞ….
アレクは呟く。
…..
あれは数日前
「これが名簿と属性、そして固有能力です」
「あぁご苦労 ふむふむ、大した相手ではないな対策も簡単そうだ。ただジェイドってやつの固有能力が空欄な点が気になるな」
「はい、一応固有魔法はそこに記入しておいたのですが、特徴がわかりませんでした」
「“軌跡が追う一瞬の煌めき”ねぇ 爆発系の能力なんじゃないか?」
「ですが、“虚無なる世界へ”とか まったくタイプが違う魔法なんですよね」
「まぁFクラスの連中なんて大丈夫だろ」
…..
チッここでこうなるとは
「どうした予想外か?」
「ハッ」
気付かされる。それも反応が遅れた。
「はぁぁぁ」
チャクラムを振るう。
『拒否』
『拒否』
『拒否』
『拒否』
「ガハッ」
キャパを遥かにオーバーしてしまう。
「固有魔法とはいえ魔力を消費して使うものだ。連発すると体に毒だぞ」
「ちぇっ うるせぇな まだ本気なんか出してねぇわ」
態度が一変する。
「仕方ねぇ見せてやるよクソ野郎!」
『人間的価値或いは存在の否定』
構えるジェイド
今日はあんまり投稿できなかったので、明日頑張ろうと思います。




