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彩(いろ)なき世界の巫女~パステルカラーで塗り替える  作者: 白前 中
仲間との出会い

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魂の泉へ、深層への旅立ち

空の橙が揺れ、

地の紫が震える中——

彩は迷わず“紫の光”へ手を伸ばした。


胸元の紋が淡い紫を帯びる。


ユナが驚く。


「彩……

 紫の泉に行くんだね……

 魂の色……

 すごく深い場所だよ……!」


彩は静かに頷いた。


「うん。

 呼ばれてる……

 すごく深いところから……

 “来て”って言われてる気がする。」


セレスが青い糸を伸ばし、

紫の脈を探る。


「……彩さん……

 紫の泉は“魂の色脈”。

 世界の根源……

 そして、あなた自身の根源にも触れる泉です。」


レイアが眉を寄せる。


「根源……

 つまり、危険ってことだな。」


セレスは静かに頷く。


「はい。

 紫の泉は、巫女でも容易に近づけません。

 魂の奥にある“影”が試練を与えます。」


ミュレが震える。


「彩ちゃん……

 魂の泉って……

 怖いところなの……?」


彩はミュレの頭を撫でる。


「怖いかもしれないけど……

 行かなきゃいけない気がする。

 世界の色脈が……

 紫を求めてる。」


前兆①:地の底から響く“魂の声”


地面の奥から、

かすかな声が響いた。


——来て。

——深層へ。

——色の根源へ。


ユナが息を呑む。


「……彩……

 今の声……聞こえた……?」


彩は胸元を押さえた。


どくん。

どくん。


「……うん。

 魂の泉が……呼んでる……

 私の色を……必要としてる……!」


セレスが震える声で告げる。


「紫の泉は、

 “世界の魂”と“巫女の魂”を同時に揺らします。

 彩さん……

 あなたは特に強く反応している……

 これは……運命です。」


前兆②:紫の影が世界を覆う


突然、

森の奥から“紫の影”が広がった。


黒ではない。

青でも緑でも黄でもない。


深い紫の影——魂の影。


レイアが剣を構える。


「……来たな。

 紫の泉の“守護影”か……

 それとも……虚彩の気配か。」


ミュレが震える。


「彩ちゃん……

 この影……

 心じゃなくて……

 もっと深いところに触れてくる……!」


ユナが胸元を押さえる。


「ぼくの光も……

 少し震えてる……

 魂の影って……

 こんなに重いんだ……!」


セレスが青い糸を伸ばす。


「これは……《魂脈影》……

 紫の泉の入口を守る影です。

 あなたたちを試しています。」


彩は一歩前へ出た。


「試されるなら……

 受けて立つよ。

 紫の泉へ行くために。」


紫の泉への道が開く


地面の奥から、

淡い紫の光が柱のように立ち上がった。


その光は、

まるで“深層への階段”のように

地の底へ続いている。


ユナが息を呑む。


「彩……

 これ……

 紫の泉への道だよ……!」


レイアが頷く。


「地の底へ降りるのか……

 まるで洞窟だな。」


セレスは静かに告げる。


「紫の泉は地の深層……

 魂の根源にあります。

 そこでは……

 あなた自身の“影”が現れるでしょう。」


彩は胸元の紋を輝かせた。


「……行こう。

 紫の泉へ。」


ユナが彩の手を握る。


「ぼくも一緒に行くよ。

 彩の魂が揺れるなら……

 ぼくの光で照らす。」


レイアが剣を肩に担ぐ。


「危険でも行くぞ。

 彩の選んだ道だ。」


ミュレが跳ねる。


「彩ちゃん!!

 みんなで行こう!!

 魂の泉へ!!」


紫の光が彩たちを包む。


こうして、彩たちは“紫の泉”へ向かう。

魂の章が、いよいよ始まる。



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