↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
彩(いろ)なき世界の巫女~パステルカラーで塗り替える  作者: 白前 中
仲間との出会い

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
54/71

次の色脈、揺らぐ世界

黄の泉が完全に復活し、

森が希望の光に包まれたあと。


彩たちは泉のほとりで休んでいた。


ユナは胸元の光を確かめながら言う。


「……ぼくの光……

 ちゃんと戻ってる……

 彩のおかげだよ。」


彩は微笑む。


「ユナの光は……

 世界を照らす光だよ。」


レイアが周囲を見渡す。


「さて……

 次はどの泉だ?」


セレスは弱い身体で立ち上がり、

空の色脈を探るように目を閉じた。


「……彩さん……

 世界の色脈が……揺れています……

 次の泉が……呼んでいます……」


前兆①:空の“橙”が揺らぐ


空の一部が、

淡い橙色に染まり始めた。


ミュレが耳をぴょこぴょこ動かす。


「彩ちゃん!!

 空が……オレンジになってる!!

 これって……“感情の泉”の色だよ!!」


彩は胸元の紋に触れた。


どくん。

どくん。


「……この色……

 暖かいけど……

 ちょっと切ない……」


セレスが頷く。


「橙の泉は“感情の色”。

 喜び、悲しみ、怒り、愛……

 人の心の揺れを司る泉です。」


レイアが眉を寄せる。


「感情の泉……

 なんだか厄介そうだな。」


前兆②:地の“紫”が震える


突然、地面が小さく震えた。


ユナが驚く。


「えっ……!?

 地面が……光ってる……!」


地面の奥から、

淡い紫の光が漏れ出す。


ミュレが震える。


「彩ちゃん……

 紫の泉の気配だよ……

 “魂の色”……

 すごく深い……!」


セレスが静かに告げる。


「紫の泉は“魂の色”。

 世界の根源……

 色脈の最も深い場所です。」


レイアが息を呑む。


「魂の泉……

 それって……最後の泉か?」


セレスは首を振る。


「いいえ。

 橙と紫は……

 どちらが先に動くか分かりません。

 世界の状態によって変わります。」


前兆③:二つの色が“同時に揺れる”


空の橙が揺れ、

地の紫が震え、

世界の色脈が不安定になる。


彩は胸元を押さえた。


どくん。

どくん。


「……苦しい……

 色脈が……揺れてる……!」


ユナが彩を支える。


「彩!!

 大丈夫!?

 泉が……呼んでるの……?」


セレスが青い糸を伸ばし、

世界の色脈を読み取る。


「……彩さん……

 次の泉は……

 “二つ同時”に動き始めています……!」


レイアが驚く。


「二つ同時!?

 そんなことがあるのか!」


セレスは頷く。


「はい。

 世界の感情と魂が乱れている時……

 橙と紫は同時に揺れます。

 これは……非常に危険な兆候です。」


ミュレが震える。


「彩ちゃん……

 どっちに行くの……?」


彩は胸元の紋を輝かせた。


「……どっちも……

 私を呼んでる……!」


次の色脈:橙か、紫か


空の橙が揺れ、

地の紫が震え、

世界が二つの方向へ道を開く。


セレスが静かに告げる。


「彩さん……

 次の泉は……

 あなたが選ぶのです。」


レイアが剣を握る。


「どっちに行っても……

 俺たちが支える。」


ユナが彩の手を握る。


「彩……

 ぼくも一緒に行くよ。

 どっちの色でも……

 きみの光を信じてる。」


彩は空と地を見つめた。


- 空の橙は、暖かく揺れ、感情を呼ぶ

- 地の紫は、深く震え、魂を呼ぶ


どくん。

どくん。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。