表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

75/92

嵐山④

「ゆーぼう先輩、遅い~、先に行きますよ」

改札を出て目の前にあったお土産売場に捕まる裕華を、早く出発したい歌織がいそがせる。


「すぐに行くから先に行ってて」

イケメンと買い物デートモードの裕華は、急いで移動するつもりはなかった。


「歌織先輩!先輩の欲しがってた、可愛い箸置きがあっちのお店にいっぱいありますよ~」

沙音はめんどうになってきたので、とっとと裕華と別行動になるように仕向ける。


裕華は沙音に目でOKと伝える。


「じゃあ、ゆー先輩、先に天龍寺に向かうっすね」


()、すぐ行く~」

裕華は、歌織を引っ張って先に行く沙音に敬礼する。


イケメンは消えて行く後輩に気を取られ、裕華の敬礼を見落とした。


「さっきの写真のお礼をさせてください」

裕華は気を取り直して、乙女チックにイケメンに迫る。


「いやいや、そんなの御気になさらず」

イケメンが遠慮すると、裕華は距離を詰めてグイグイ行く。


「このハンカチとかどうですか?トロッコの柄が可愛くないですか?」


「かわいいですね」


「じゃあ、これにします」

裕華は有無を言わさず、同じハンカチを2枚持って、速攻でレジへ行った。


あっけにとられるイケメンのもとに、裕華はすぐさまお会計を済ませて帰ってくる。


「はぃ♡」

裕華がイケメンに包装されたハンカチとご当地サイダーを渡す。

「珍しかったんで買ってみました、良かったら飲んでみてください」


裕華が自分のご当地サイダーの瓶をあけて、一口飲む。


「あれ、これお酒ですか??」

裕華がご当地サイダーの瓶をイケメンに渡して確認してもらう。


「ほんどだ、これ、ゆずサイダーじゃなくてゆずチューハイですね」

イケメンが瓶を確認すると、裕華がイケメンにもたれかかる。


「やっぱり~、ごめんなさい。酔っちゃった♡」


シラフの裕華がイケメンの胸に顔をうずくめて、ほくそえむ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 裕華の策はうまくいくのか?w
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ