表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
裏スキルで最強異世界攻略~異世界召喚されたんだが、勇者じゃないと追い出されたので新しい国を作りました~  作者: トモモト ヨシユキ
終わらない世界を目指して。厄災と勇者の物語。
69/76

7-1 厄災VS勇者

7ー1 厄災 VS 勇者


翌朝早くに俺は、1人で部屋を出た。

エンリコを迎えに来た馬車がちょうど屋敷の前に到着したところだった。

俺は、白いローブに身を包み屋敷を出て馬車に乗り込もうとするエンリコを呼び止めた。

「なんです?カナメ」

「ちょっと、急用があって」

俺は、訝しんでいるエンリコを屋敷まで連れていくと、ドアの内側で彼を魔導銃で撃った。

もちろんただの眠りの魔法の銃弾だ。

俺は、エンリコが羽織っていたローブを脱がせると代わりに自分がそれを羽織った。そして、俺は、屋敷を出ると無言でうつ向いて馬車へと乗り込んだ。

それから、ほぼ一日馬車に揺られて、俺は、最果ての街アマンダへと到着した。

といってもそこには、ただの抉り取られたようなクレーターしか残されてはいなかった。

すでに、辺りは、暗くなっていた。

俺は、馬車を降りた。

神官らしき人々が俺を待ち受けていた。

辺りは、真っ暗闇で、篝火が燃えていた。

「ファーガスン伯爵、本当に、よろしいんですか?」

神官たちが俺に問いかけるので、俺は、黙って頷いた。

神官たちは、溜め息をついた。

「あなたのような前途有望な若者を失うことは、この国にとって大変な損失となるでしょう」

神官は言うと、クレーターの中央を指差した。

「あちらへお進みください」

俺は頷くと、クレーターへと歩き出した。

クレーターは、崩れやすい砂で出来ていて、俺は、足をとられて途中から転げ落ちた。

だが、幸いにもクレーターの中は、柔らかな土で出来ていて、俺は、怪我をすることもなくクレーターの底へと滑り降りた。

クレーターの中央には、小さな祭壇のようなものが作られていた。どうやら生け贄となるものは、その祭壇へのぼればいいようだった。

俺は、祭壇へとのぼり、天を仰いだ。

幾千、幾万の星星が輝く夜空の向こうから何かが来るのがわかった。

ピコン。

『裏スキル 絶対防御』

俺は、両手を天に向けて伸ばした。

『防壁を張ります』

俺の両手のほんの数ミリ先で、その闇は行く手を阻まれて制止した。

〈なゼだ?〉

その何かは、俺に問いかけてきた。

〈なゼ、我をコバむ?〉

「こっちも、まだ、死にたくないんでね!」

俺は叫ぶと、魔導銃に特製の弾丸をこめて上空へと銃口を向けた。

「厄災、お前は、消えろ!」

俺は、銃を撃った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ