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秋の桜子さまよりSS【~新春連歌の会に寄せて~】
秋の桜子さまより連歌会全体に寄せてSSをいただきました。
凛とした、睦月にふさわしい寒さが内裏を包んでいる。庭に植えられている紅梅の枝も、綿帽子を被り静かに佇んでいた。
しかし御簾で仕切られ、几帳の向こう側に、女御が住まわれる奥の房は、赤赤と炭火がいこされ、ぱちと弾けている。賑やかなそれを目にした梅壺の女御が、歌合わせをと、皆に声をかけた。
早速、歌人達に知らせを送る、やがて女御の意向に沿った者達が、それぞれに色華やかな装束を身に着け集まる。紅梅、氷、柳、苔……それぞれに意を凝らした冬の襲が美しい。
女御がお題を出す。それに即興で詠んでつなげていく。そして、女御も歌を詠む、場がいっそう華やかになる、するとそこに、ふらりと顔を出す新たなる歌人達。さらりと句を読み上げる。
わっと場が盛り上がる。ぱちと大きく火鉢の朱の色が弾ける、雅やかな熱気が部屋に満ちていく。
秋の桜子さま、ありがとうございます!




