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プロローグ

「※現在、第2部を終えて、より熱い展開の第3部に突入しています!一気に読めますのでぜひお楽しみください!」


「逃げましょう、飛竜! この地はもう、偽りの神に侵されています!」


黄金の炎を散らしながら、鳳凰が悲痛な叫びを上げた。

かつて清らかな聖光に満ちていたはずの『神界』は今、不気味な黒い雷雲に覆い尽くされ、流された神々の血によって見る影もなく赤く染まっている。


「チッ……! 奴の手先に、オレたちの力を渡してたまるか!」


飛竜が怒りに燃える瞳で激しく咆哮する。

二匹の聖獣は、残された全魔力を火花散るように激突させ、次元の壁へ無理やり小さな亀裂をこじ開けた。もはや肉体は保たない。彼らは潔く肉体を捨て、純粋な『魂の光』となってその裂け目へと飛び込んだ。


目指すは下界――人間界。


「頼む、私たちの遺志を継ぐ者が、あの地(人間界)あの地にいれば――」


切なる願いを乗せた光の弾は、流星となって人間界の夜空へと墜ちていった。


◆ (未来の断章)

――それから数年後。神界にて。


一人の青年が、天地を埋め尽くす神の軍勢を前にして、静かに二つの剣を構えていた。


右手に持つは、太陽の破壊と飛竜の剛力を宿す赤蓮の聖剣『日輪(にちりん)』。

左手に持つは、月の静寂と鳳凰の治癒を宿す蒼氷の聖剣『月読(つくよみ)』。


「お前が、あの二匹の力を奪った泥棒猫か」


はるか高き玉座の上から、神カムルが傲慢に歪んだ笑みを浮かべて藁(わら)う。


青年――シンは、何も答えなかった。ただ、二つの剣を胸の前で静かに十字に交差させる。


『力を使う覚悟はいいな、シン』


脳裏に蘇るのは、かつて孤独だった自分を救い、この剣技を叩き込んでくれた不器用な師匠・ジンの声。


「ああ、いくよ、ジン。――【陰陽合一(いんようごういつ)】」


刹那、二本の聖剣が爆発的な光に包まれ、一本の美しい『刀』へと姿を変えた。

刀身はすべての光を吸い込むような漆黒。その刀がサヤから引き抜かれたとき、神の領域の空が、完全に夜へと反転した。


「お前が偽りの神か。……飛竜と鳳凰の仇、ここで討つ」


これは、人間界を追われた孤独な少年が、二匹の聖獣の力を受け継ぎ、五つの世界を巡って神を屠(ほふ)るまでの、逆襲の戦記である。



最後までお読み下さいましてありがとうございます。感想書いて貰えれば嬉しいです。 

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