表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人形少女の望み  作者: 無姫
9/13

ネッソと人形

青年視点です。

 俺、ネッソが今回反乱軍に任された仕事は『混血姫』の救出だ。


 数年前、俺達反乱軍のメンバーがあちこちに散らばる下町では、こんな噂が流れていた。


『現王家であるブラッドリー家には、王族でありながらもその身に人間の血を流す娘がいる。彼女は王の気紛れによって生かされ、生まれた瞬間から王城の何処かに幽閉され続けている』


(混血差別主義の王が身内に混血を飼っている?)


 ・・・あり得ないな。


 噂を聞いた当時、俺や他の仲間達はその噂を全く信じず、鼻で笑った。


 しかし最近になって、王族達の近くに潜む俺達の協力者によって、その噂は肯定された。


 そして同時に、俺達の間で『混血姫』と呼ばれ始めた彼女が、俺達の仲間の混血達の比ではないほど非道な扱いを受けていることを知った。


 俺達はそれからすぐ、彼女を救出するための計画を立て、王城に乗り込んだ。


 ちょうど会議のために王城を訪れていた国の重鎮達を仲間達が襲っている間に、俺は単身で彼女が幽閉されているとされる最上階の隅の部屋に向かった。


 しかし、俺がその狭い部屋で見つけたのは、扉に背を預けて項垂れている一体の美しい人形だった。

読んでくださり、ありがとうございました<(_ _*)>

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ